吉野の主たる見どころは神聖な吉野山です。ユネスコの世界遺産に登録されており、類まれなその美しさは、何世紀にもわたり多くの詩の中で謳われています。
おすすめ
- 3月下旬から4月にかけて色づく類を見ない約3万本の桜
- 古代の山伏の足跡をたどる
- この地域のミネラル豊富な温泉で贅沢なひとときを
アクセス方法
吉野は奈良県に所在しますが、吉野エリアへのアクセスは京都駅からが最も簡単です。または、大阪から吉野エリアに行くこともできます。
京都から: 京都駅で近鉄電車に乗り、吉野駅まで約1時間45分。
大阪から: 大阪阿部野橋駅から近鉄南大阪線で吉野駅まで1時間25分。

素晴らしい景色
奈良県吉野町の大部分は広大な国立公園で、現在はユネスコの世界遺産に登録されている紀伊山地を取り囲んでいます。その中心は昔から日本の春のシンボルとなっている吉野山です。吉野山は数多くの古典文学、詩、歌で扱われています。
ここでは、1,000年をはるかに超える数多くの神社や寺に出会うでしょう。これらの寺社の中には、16世紀の武士である豊臣秀吉が美しい桜を眺めるのにぴったりのタイミングで花見会を開いたと言われる吉水神社など、素晴らしい桜を眺めることができるところがあります。
如意輪寺には、悲劇の天皇である後醍醐天皇(1288-1339)の霊廟があります。後醍醐天皇は、何世紀も続いた武士の統治期間(1868年に明治維新で終結)に政治権力を行使した最後の天皇でした。後醍醐天皇の短い統治期間は、天皇家を2つに対立させることとなった戦いにより終了しました。
後醍醐天皇は吉野に逃亡し、将軍の庇護の下に京都に作られた別の朝廷と対立するいわゆる南朝を作りました。近くの吉野神宮も後醍醐天皇を祀るものです。

神秘的な修験道の中心
8世紀、役行者という人物が金峯山寺の蔵王堂を吉野山の麓に建てました。蔵王堂は国宝であり、奈良市東大寺大仏殿に次ぐ日本で2番目に大きな木造建築物です。訪れる価値があります。
役行者は修験道の父です。修験道は古代の山岳崇拝の一形態であり、その修行者は断食やこごえる程の滝での垢離など厳しい修行を行います。ここでは、独特の衣装を着て巻き貝の殻を吹く巡礼者を見かけることがあるかもしれません。
吉野は関西の他の都市からの日帰り旅行に最適ですが、ここの温泉を最大に味わうには、一泊することをお勧めします。吉野エリアには数十のハイキングルートがあり、ハイキングと温泉の組み合わせは最高です。桜の季節に人込みを避ける一番いい方法は、一泊して、列車が到着する前の早朝に桜を見ることです。
* このコンテンツの情報はCOVID-19の影響により、実際の状態と異なる場合がありますのでご注意ください。