関西 和歌山 日本の宗教的な中心地で心と体を再起動
和歌山には、高野山の古代寺院群、熊野古道の参詣道、そして絵のように美しい海岸線があり、日本の自然と宗教的な側面を楽しめます。
アクセス方法
和歌山へは、京都、大阪、名古屋から特急列車で行くことができます。大阪と名古屋から定期列車とバスが運行されており、関西国際空港からも簡単にアクセスできます。東京からは、電車の場合は名古屋経由でアクセスし、飛行機の場合は、1時間強で和歌山の南紀白浜空港に到着できます。
最も一般的なアクセス方法は、新幹線の主要停車駅である新大阪駅からJR特急くろしおで和歌山市を経由する方法です。三重や名古屋から和歌山の南東海岸を訪れたい場合は、JR特急南紀を利用します。名古屋からの所要時間は3時間半で、またJRレールパスが利用できない場合もあります。レールパスがない場合は、飛行機や鉄道に代わる安価な高速バスが利用できます。高速バスは、東京、京都および他の主要都市から運行されており、東京からの所要時間は10時間です。
見逃せない
- 高野山の古代寺院の落ち着いたスピリチュアルな雰囲気
- 山頂に建つ和歌山城
- 絵のように美しい海辺にある尖った岩
- 霞のかかった密林を通る古代の熊野古道の参詣道をたどる
和歌山での今人気の観光名所
特産物
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和歌山ラーメン
和歌山ラーメンは濃厚な豚の醤油スープが特徴で、とんこつ醤油とも呼ばれています。サイドメニューの早なれ寿司(鯖の押し寿司)もおすすめ。 (Photo: ©Wakayama City Tourist Association)
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高野豆腐
一般的に高野豆腐または凍り豆腐と呼ばれるこの精進料理の定番は、何世紀も続く伝統的な方法で調理された豆腐です。最初に冷凍して余分な水分を取り除き、次に乾燥させます。多くの場合、スープで煮て、ニンジンなどの他の刻んだ野菜などを添え、単品で食べます。この豆腐は、通常の豆腐とは異なり、一緒に調理するものの風味を吸収します。和歌山の高野山など、精進料理が食べられる場所で食べてみましょう。
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和歌山梅干し
和歌山は日本一の梅の産地です。ここで作られる「梅干し」と呼ばれる梅の漬物は、塩辛くて甘酸っぱく、独特の風味があります。梅干しは白ご飯と一緒に食べることが多く、南高梅から作られた梅干しは特に貴重です。
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マグロ(魚)
和歌山のマグロの漁獲量が日本一です。贅沢なマグロの刺身丼や揚げたてのマグロのハンバーガーまで、和歌山のマグロの可能性は無限大です。1月下旬にはマグロ祭りも開催されています。
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みかん
和歌山では1600年代からみかんを栽培が行われてきました。和歌山のみかんは鮮やかなオレンジ色をしており、とても甘いのが特徴です。地元のお土産店では、みかんの生搾りジュースや、和歌山みかんを使ったリキュールなどが販売されています。
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紀州箪笥
紀州箪笥は、桐の木の温かみのある色合いが特徴です。引き出し一つひとつは、精密さと細部にまでこだわって作られています。また、桐材の継ぎ目のない接合、木釘、特注の金物など、特徴的な特徴を持っています。
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紀州漆器
黒江で作られている紀州漆器は、シンプルさ、耐久性、実用性に優れた漆器です。人気の根来塗は朱色の漆で仕上げられていますが、黒い下塗りが見えるように仕上げられています。現代性を取り入れたこの漆器には、プラスチック製のものもあります。
季節別の見所
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春
温暖な気温と降雨量の少なさは、熊野古道をトレッキングするのに最適です。和歌山と関西地方で最も早く桜が咲く紀三井寺を訪れましょう。桜の満開は通常4月上旬です。
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夏
7月に海水浴シーズンが本格的に始まると、絵のように美しい海辺には太陽を浴びに海水浴客が訪れます。7月から8月前半にかけて、和歌山の夜は花火大会で賑わいます。
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秋
11月下旬、燃えるような赤いもみじが壮大な和歌山城の庭園の景色を一変させます。新宮市では10月に、熊野川に沿って船団がめぐる御船祭が開かれます。
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冬
山や海岸沿いの歴史ある温泉地で温まりましょう。10月から1月までは、和歌山の甘くてジューシーなみかんが味わえます。