十トンを超える屋台、お囃子、甘酒を楽しめる冬の夜祭り
埼玉県の「秩父夜祭」は毎年12月2日と3日に行われる、300年以上の歴史を持つ、関東で最も華やかな夜祭りの一つです。太鼓や笛のお囃子に合わせて、装飾が施された重さ10~20トンの巨大な笠鉾と屋台が秩父の大通りを曳き回されるこの祭りは、大勢の見物客で賑わいます。
二日目には地元の人々によって笠鉾と屋台が坂を曳き上げられます。見物客は熱い甘酒や地元の名物を楽しみながら声援を送ります。
おすすめ
- 団子坂を曳き上げられる笠鉾と屋台を見学
- 甘酒(米を原料とした甘いお酒)を飲みながら歌舞伎を鑑賞
- 二日目の数時間続く花火を楽しむ
アクセス方法
秩父 と夜祭りに行くには電車が一番便利です。
「秩父夜祭」は、秩父駅または西武秩父駅からすぐの秩父市の中心部で開催されます。
東京駅 からは、JRと秩父鉄道を乗り継いで秩父駅まで、1時間45分から2時間20分です。熊谷駅まで新幹線、または在来線のどちらを利用するかで所要時間は異なります。
また、東京の池袋駅から特急レッドアロー号(要予約)に乗車すれば、西武秩父駅に約1時間20分で到着します。

日本でも有数の花火の打ち上げ
二日目の夜には2時間以上も花火が打ち上げられ、秩父 の壮大な祭りは最高潮に達します。

灯篭、曳山、神輿が見られる祭り
二夜連続の祭りでは、独創的な装飾が施された巨大な笠鉾と屋台が町中を曳き回されます。笠鉾と屋台には、提灯、金箔が貼られた木彫りの装飾、そして獣や神話上の人物が描かれた幕などが飾られます。笠鉾と屋台は太鼓や笛の音色に合わせて曳かれます。

圧倒的な力強さ
祭りのクライマックスは、秩父の各地区が所有する10~20トンの笠鉾と屋台が団子坂を曳き上げられる瞬間にやってきます。笠鉾と屋台は重く、急勾配の坂は険しい道のりです。坂を上りきると、その場にいる全員で喜び合います。そして最後に2時間にわたって花火が打ちあがり、笠鉾と屋台が照らし出されて、夜を彩ります。
飲み食いしながら歌舞伎を鑑賞する
売り子が見物客の群れを縫って軽食や熱い甘酒を販売する中、屋台に設置された舞台で演じられる歌舞伎を楽しむことができます。

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