─[ご関係者各位]──────
JNTOハノイ事務所長の吉田です。
平素より大変お世話になり誠にありがとうございます。
9月6日~7日にJNTO東京本部主催「インバウンド旅行振興フォーラム」を東京にて開催させていただき、ベトナム市場に興味関心をお持ちいただく多くの方と名刺交換をさせていただきました。本当にありがとうございました。本ニュースレターは、毎月中旬頃に送信しておりますので、今後ともご愛顧いただけますと幸いでございます。
さて当地ベトナムでは、昨日(9月20日)秋篠宮皇嗣同妃両殿下がハノイにご到着され「日越外交関係樹立50周年」関連行事へのご出席等、9月25日までご滞在予定です。また、日越50周年記念新作オペラ『アニオー姫』の初演がいよいよ9月22日に催される等、両国にとって祝賀の2023年は今最も盛り上がりを見せております。
引き続きどうぞベトナム市場にご注目ください。
JNTOからの最新ニュース
【1】ベトナム最大級旅行博「ITE HCMC 2023」にブース出展
JNTOハノイ事務所は、2023年9月7日~9日にホーチミンで行われた「第17回 International Travel Expo Ho Chi Minh City 2023 (ITE HCMC 2023)」にブース出展し、多くの来場者に訪日旅行をPRするとともに、イベントに出展するベトナム旅行会社とも積極的に意見交換を行いました。
本イベントは、ベトナム国内で開催される旅行イベントの中でも最大級のものであり、本年は約25,000人が来場し、国内外550以上のメディアで報道されたようです。日本からの出展は数件程度(在ベトナム観光施設を含む)でありましたが、韓国や台湾等の海外観光局やベトナム国内各地からも多くの出展がありました。尚、2024年の開催日は現時点では発表されておりません。
【2】 2023年8月訪日外客数(推計値)
JNTOは、2023年9月20日に2023年8月の訪日外客数を発表いたしました。
- 8月全体;2,156,900人、2019年同月比 8 割超え
- ベトナムからは50,900人。2019年比では117.6%と高い伸び率
8月の訪日外客数は、2019年同月比85.6%の2,156,900人となり、回復率では前月を上回り、新型コロナウイルス拡大後初めて8割を超えました。
ベトナムからの訪日外客数は50,900人となり本年4月以来久々に月間5万人を超え、2019年同月比116.5%となりました。2023年1月~8月の訪日ベトナム人数は 396,600 人で、2019 年同期間との比較では17.4%の高い伸び率となりました。
ベトナム市場 旅行業界ニュース
1】ベトナム国内の観光地が大賑わい(9月・4連休)
日本に比べて連休の少ないベトナム(一般的には、テト休暇、5月の4連休、9月の4連休)では、その連休期間に国内・海外旅行が非常に活発となります。建国記念日を挟んだ9月1日~4日の4連休には、ホーチミン、ダナン、ニャチャン、ハノイ、サパ等、ベトナム国内の人気観光地は昨年を大きく上回る多くの観光客で賑わいをみせました。
(JNTOハノイ事務所追記)この記事では触れられていませんが、国内旅行価格の高騰に伴い、近場のタイやシンガポールへの海外旅行者も多かったようです。
【2】台湾、ベトナム人観光客向けビザ発給を厳格化
ホーチミン市にある台北経済文化事務所は、日本と韓国の査証(ビザ)を有するベトナム人向けに提供していた電子ビザ申請サービスを停止すると発表しました。これによりこれまで同サービスを利用して査証申請結果を即日得ていた旅行者は、今後は審査結果を得るまでに8日間程度待つこととなります。
台湾にとってベトナムはインバウンド最重要市場の一つであり、コロナ前の2019年は777,000人(2018年比26.5%)を受け入れていました。
(JNTOハノイ事務所追記)ベトナムにおいて日本行き査証発行が厳しくなっているという声を聞くことがありますが、他デスティネーションにおいても審査基準が随時見直されているようです。
【3】ベトナム航空の国際線、コロナ前の約90%まで回復
ベトナムのナショナル・フラッグ・キャリアであるベトナム航空の国際線は、欧州、オーストラリア、中国への運航再開に伴いコロナ前の約90%程度まで回復したようです。日本線については既にコロナ前を超える水準まで回復しており、現在はダナンー関西線の再開が待たれていますが、現時点では2023年末に臨時便運航、2024年2月再開予定と発表されています。
大手旅行会社が販売する訪日旅行商品 (一例)
今回は、ゴールデンルート以外の商品を集めてみました。ゴールデンルート以外の商品はあまり多くないのが実情ですが、11月にハロン湾にて開催される『北海道フェスティバル』を契機とした北海道チャーター便利用商品等、いくつかご紹介させていただきます。
●【北海道チャーター便利用】新千歳・登別・小樽・札幌・旭川(6日間)36,900,000VND (約224,000円)
●東京・富士・新千歳・小樽・富良野(7日間)53,990,000VND (約327,000円)
●札幌・苫小牧・ひたち海浜公園・富士山・東京(6日間),48,990,000VND (約297,000円)
●福岡・別府・高千穂・阿蘇・熊本(5日間)26,990,000VND(約163,000円)
他政府観光局のプロモーション事例
韓国観光公社(KTO)、台湾観光局、ITEにブース出展
韓国観光公社(KTO)及び台湾観光局はホーチミンで開催された「第17回 International Travel Expo Ho Chi Minh City 2023 (ITE HCMC 2023)」にブース出展を行い観光PRを行いました。
KTOは会場内で最大規模のブース展開を行うとともに、eスポーツのBRION Bladeに所属し人気を集めるMorgan氏を招いたイベントをブースで実施し多くの来場者を集めました。また、台湾観光局は20社以上の旅行会社と共同出展を行い、往復航空券や台湾特産品がもらえるゲームの実施やアーティストによるパフォーマンスを通じて台湾の魅力を来場者にアピールしました。
台湾観光局ブースの様子(Facebookページ・ベトナム語)
Facebook&Instagram投稿事例
JNTOハノイ事務所が運営するソーシャルメディアにおける最近の人気投稿例
その他のトピックス
【1】バイデン米大統領がベトナムを訪問、両国関係を格上げ。
米国のジョー・バイデン大統領は9月10日~11日にベトナムを訪問し、共産党のグエン・フー・チョン書記長らと会談し、両国関係を「包括的戦略パートナーシップ」に格上げしました。これはベトナムにとって外交上、最上位の2国間関係となり、米国のほかでは中国やロシア、インド、韓国が該当します。
【2】九州観光機構主催 旅行会社向けセミナー・商談会を開催(8月)
一般社団法人九州観光機構は、ベトナムの2大都市ハノイとホーチミンにて現地旅行会社を対象とした「九州観光セミナー・個別商談会」を開催しました。
当イベントには、九州からのセラー及びベトナムの旅行会社が数多く参加し、九州の最新観光情報が当地旅行会社に紹介されるとともに、個別商談会も活発に行われていました。
またその模様は当地メディアにも取り上げられ、ベトナムにおける九州地域の更なる認知向上に期待が高まります。
【3】神奈川県とベトナム文化スポーツ観光省、協力覚書を締結
神奈川県とベトナム文化スポーツ観光省は、2023年9月8日、相互理解と友好関係を通じた両地域の発展や観光分野等の交流促進に係る協力覚書を締結しました。神奈川県はこれまで「ベトナムフェスタin神奈川」(神奈川県)、「KANAGAWA Festival in Hanoi」(ハノイ)を毎年開催しており、文化や観光等における交流を活発に行っています。
【4】『Japan Vietnam Festival』開催概要決定(3月9日・10日)
ベトナムにおける最大規模の日越交流イベントの一つ『第9回 Japan Vietnam Festival』(ホーチミン)の開催概要が発表され、開催日は2024年3月9日・10日となりました。
JNTOハノイ事務所は、例年同イベント開催に合わせて商談会を実施しており、本イベント時の開催も計画しております。詳細が決まり次第、改めてご案内させていただきます。
Văn phòng Đại diện Cơ quan Xúc tiến Du lịch Nhật Bản tại Việt Nam
Địa chỉ: Phòng 4.09, tầng 4, tòa nhà CornerStone, 16 Phan Chu Trinh, Hoàn Kiếm, Hà Nội, Việt Nam
Điện thoại: +84-(0)24-3719-5950
E-mail: vietnam_jnto@jnto.go.jp
Website: https://www.japan.travel/vi/vn/