─[ご関係者各位]──────
JNTOハノイ事務所長の吉田です。
平素より大変お世話になり誠にありがとうございます。
2023年「日越外交関係樹立50周年」の祝賀の年もいよいよ終盤を迎えてきました。9月20日~9月25日までの秋篠宮皇嗣同妃両殿下ベトナムご滞在、10月上旬の上川陽子外務大臣ベトナム訪問を終え、当地では少しだけ落ち着いたように感じられます。
ベトナムからの訪日市場においては、1月~9月までの訪日数が約44万人となり、いよいよ年内50万人達成が見えてきたところです。10月・11月の紅葉シーズン中の訪日外客数の伸びを期待するとともに、下期のイベント出展や商談会実施等、2024年のテト休暇(ベトナム旧正月)及び来年度に向けて引き続き活動してまいります。どうぞよろしくお願い致します。
JNTOからの最新ニュース
【1】ベトナム航空主催イベントに出展
JNTOハノイ事務所は、2023年9月23日~24日にハノイ(ホアンキエム湖)で行われたベトナム航空主催「VIETNAM AIRLINES FESTA」にブース出展し、多くの来場者に訪日旅行をPRしました。本イベントでは、ベトナム航空が日本行き航空券を特別価格で販売したほか、出展したベトナム旅行会社も訪日旅行商品を販売する等、大いに賑わったイベントとなりました。
【2】 日本の紅葉情報、大手メディアで数多く報道される
ベトナムからの訪日旅行は桜と紅葉の時期にピークを迎えますが、ベトナムの方がいかに紅葉を楽しみにしているかを裏付けるように数多くのメディアで日本の紅葉を取り上げた記事が掲載されていましたのでご紹介させていただきます。記事内では旅行会社のコメントとして「紅葉シーズンは商戦期である」ともありました。また、日本以外では、韓国、台湾、ヨーロッパ等も紅葉を楽しめるデスティネーションとして紹介がされており、ベトナムの方がいかに紅葉に興味を持っているかがわかります。
- Vietnamese tourists choose to travel to Japan and Europe in the fall(VNExpress)
- The "red leaf viewing" tour during the popular season(VnEconomy)
- 4 spots to see yellow and red autumn leaves in Japan(VNExpress)
- Tour to see "yellow leaves and red leaves" is very popular(VTV)
【3】 2023年9月訪日外客数(推計値)
JNTOは、2023年10月18日に2023年9月の訪日外客数を発表いたしました。
- 9月全体;2,184,300人、2019年同月比 9 割超え
- ベトナムからは43,000人。2019年比同月比では112.2%
9月の訪日外客数は、2019年同月比96.1%の2,184,300人となり、回復率では前月を大幅に上回り、新型コロナウイルス拡大前の実績に迫る勢いをみせました。
具体的には、シンガポールをはじめとした東南アジア、また米国やカナダなどを含む米州等において訪⽇外客数が増加したことが今月の回復率の押し上げ要因となりました。
ベトナムからの訪日外客数は43,000人となり、2019年同月比112.2%となりました。2023年1月~9月の訪日ベトナム人数は 439,600 人で、2019 年同期間との比較では16.9%と高い伸び率を維持しています。
ベトナム市場 旅行業界ニュース
1】ベトナム政府、受け入れ外国人目標数を上方修正へ
ベトナムを訪れる外国人の数は、2023年9月末時点で約890万人となり当初の政府目標である800万人を大きく上回りましたが、ベトナム政府はその目標値を1,300万人まで引き上げる予定としました。これは、近隣アジア諸国の受け入れ目標値がベトナムよりも高いこと、8月15日より開始した査証緩和施策に期待を寄せること、コロナ禍前の最大マーケットである中国からの回復がまだ十分でないこと等に因るものと考えられます。
【2】韓国を訪れるベトナム人の数は約35万人(1-9月)
韓国観光公社(KTO)ベトナム事務所の発表によれば、2023年1月~9月までの間に韓国を訪れたベトナム人の数は約35万人となり、年末までには42万人(2019年比;約85%)になる見込みだとしました。
一方、ベトナム観光総局(VNAT)の発表では、ベトナムを訪れる韓国人の数は8月末時点で約230万人となり、ベトナムにとって最大の受け入れ国となっています。
KTOとVNATは、相互の観光交流促進等を目的としたMOU(期間;2023年~2024年)を昨年12月に締結しています。
【3】ベトジェット航空、新たに5つの国際線を開設
ベトナムの格安航空会社(LCC)であるベトジェット航空は、新たに5つの国際線を開設したと発表しました。発表された路線は、ハノイー香港、フーコックー台北、フーコックー釜山(韓国)、ホーチミンーパース、ホーチミンーアデレード(共にオーストラリア)となり、開設を記念した特別価格の提供を行っています。
大手旅行会社が販売する訪日旅行商品 (一例)
上記記事でも紹介しましたが、日本の紅葉はベトナム人旅行者に最も人気のコンテンツの一つです。旅行会社の多くは紅葉シーズンの訪日商品を多く用意していますが、この時期の商品は王道の「ゴールデンルート」周遊タイプがやはり多いようです。
●大阪・京都・富士・東京(6日間)34,900,000VND (約213,000円)
●東京・富士・白川郷・上高地・京都・神戸・大阪(6日間)41,990,000VND (約257,000円)
●東京・富士・白川郷・高山・名古屋(6日間)35,990,000VND (約220,000円)
●大阪・京都・富士・東京(6日間)39,990,000VND(約244,000円)
他政府観光局のプロモーション事例
韓国観光公社(KTO)、紅葉名所の見ごろ時期情報を発信
韓国観光公社(KTO)は自身のFacebookアカウント上にて韓国各地の紅葉見ごろ時期を投稿し、ユーザーから多くの「いいね!」や「便利で助かるー!」「保存しておかなきゃ!」等のコメントを集めました。本ニュースレターでも紹介しましたように、ベトナムの方は紅葉(綺麗な景色)を見ることが大好きであるため、日本のみならず、韓国も紅葉の魅力やベストシーズンの情報発信を強化しています。
Facebook&Instagram投稿事例
JNTOハノイ事務所が運営するソーシャルメディアにおける最近の人気投稿例
その他のトピックス
【1】日本政府、ベトナム人観光客に電子ビザ発給
在ベトナム日本国大使館は、11月1日より、ベトナムに居住しているベトナム旅券所持者に対する電子ビザの発給を開始すると発表しました。電子ビザの発給は、パッケージツアーを催行する指定旅行会社のうち、準備が整ったところから順次開始する予定となっています。
(※JNTO追記)旅行会社へのヒヤリングによれば、本導入により手続きの簡素化が期待される一方、導入初期段階では不明な点や運用に不慣れな点もあることから「様子を見ながら対応していく」との声が幾つかありました。
【2】ALPS処理水放出後も日本産食品販売への影響は限定的 (JETRO)
JETROが行ったベトナムにおける日本食レストランや卸売業者へのヒアリングによれば、ALPS処理水の放出に対して一部にはネガティブな反応があるものの、その影響は限定的とのことです。また、10月3日時点で、ベトナム政府による公式声明は発表されておらず、現地報道も中立の立場で他国・地域での報道内容を引用するにとどまっているとのことです。
【3】秋篠宮皇嗣同妃両殿下ご訪越(9月20日~9月25日)
9月20日から9月25日にかけて秋篠宮皇嗣同妃両殿下が御訪越され、日越外交関係樹立50周年記念式典等、多くの関連行事にご出席をされました。9月29日に、宮内庁HPに「秋篠宮皇嗣同妃両殿下のご印象(ベトナムご訪問を終えて)」が公表されましたのでご紹介させていただきます。
【4】『Japan Vietnam Festival』開催概要決定(3月9日・10日)
前回のニュースレターでもお知らせしましたが、ベトナムにおける最大規模の日越交流イベントの一つ『第9回 Japan Vietnam Festival』(ホーチミン)が2024年3月9日・10日に開催されます。JNTOハノイ事務所は、例年同様、同イベント開催に合わせて商談会の開催を検討しており、現時点では、3月7日(木)午後または3月8日(金)午後の開催にて検討を進めております。
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