─[ご関係者各位]──────
JNTOハノイ事務所長の吉田です。
平素より大変お世話になり誠にありがとうございます。
JNTO東京本部より発表された2023年4月のベトナムからの訪日外客数(推計値)は55,200人となり、4ヶ月連続で50,000人を超えることとなりました。2019年4月との比較では、残念ながら▲95人(99.8%)という結果となりましたが、1月から4月までの合計では216,200人となり、2019年比プラス21.5%となりました。この数値は他のどの市場よりも高い伸び率となっており、引き続き好調を維持していると言えます。関係の皆様の日頃のご尽力に心より御礼申し上げますとともに、2023年末までにコロナ前水準(約50万人)まで回復できるようJNTOとして頑張ってまいりますので、引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
JNTOからの最新ニュース
【1】自民党 二階元幹事長他、約100名の日本代表団がベトナム訪問
2023年5月4日より日越友好議員連盟の二階俊博会長(自民党・元幹事長)ら約100名の日本代表団がベトナムを訪問し、ファム・ミン・チン首相との会談、経済・投資セミナー「ベトナムと日本をつなぐタインホア会議2023」の開催(約600名参加)、和歌山県とベトジェット航空によるチャーター便就航に掛るMOU締結他、数多くの要人会合やイベントが行われ、改めて両国の深い関係性が示されました。
JNTOは、同セミナーにおいて理事長代理の蔵持より「日本の持続可能な観光開発 ベトナムへの提言」をプレゼンテーションするとともに、期間中に開催された「自民党観光立国調査会セミナー」に参加し、多くの関係者の皆様と意見交換を行いました。
【2】JNTO・日越50周年キャンペーン、新たなPR動画を制作中
JNTOハノイ事務所が昨年11月より実施する「日越外交関係樹立50周年を契機とした訪日プロモーション」につき、キャンペーンアンバサダーのNhi Thang Family(ニータンファミリー)が日本を訪問し、日本の桜をテーマにした新たな動画撮影を行いました。本動画の公開は今月中を予定していますが、Đông Nhi(ドン・ニー)さんのFacebookアカウントでは 日本での撮影の様子が多くアップされています。動画公開までの間、ぜひこちらもお楽しみください。
【3】 2023年4月訪日外客数(推計値)
JNTOは、2023年5月17日に2023年4月の訪日外客数を発表いたしました。
- 4月全体;1,949,100人、200万人に迫る
- ベトナムからは55,200人。4ヶ月連続で5万人超えを達成!
桜シーズンによる訪⽇需要の高まり等が影響し、4 月の訪⽇外客数は 2019 年同月比66.6%の 1,949,100 人となり、前月に引き続き昨年10 月の個人旅⾏再開以降で最高を更新しました。
地域別では、東アジア地域において夏ダイヤに合わせた航空便の増便・復便を背景に訪⽇外客数の堅調な回復が⾒られたこと、東南アジア地域、欧米豪地域においても祝祭⽇による旅⾏需要の高まりがあったことが訪⽇外客数の押上げ要因となりました。
ベトナムからの訪日外客数は55,200人となり、4ヶ月連続で 5 万人超えを達成しました。また、 2023 年 1 月~4月の訪日外客数は 216,200 人となり、新型コロナウイルス発生前である 2019 年 1月~4 月(177,928 人)と比較すると 21.5%増加となり、コロナ前実績を大きく上回っています。
ベトナム市場 旅行業界ニュース
【1】ベトナム各地、大型連休期間に大いに賑わう
2023年4月29日~5月3日の期間、ベトナムではテト休暇(2023年1月)以来の大型連休を迎え、国内各地の観光地は多くの観光客で賑わいました。特にホーチミン市は最初の三日間で約95万人の来訪者を迎え、昨年比126%と好調だったようです。
一方、この時期の航空運賃が大きく上昇したことに伴い、昨年人気だったフーコック島は昨年同期比88.5%になる等、観光地によって明暗が分かれたようです。
【2】古都ホイアン、景観保存を目的に団体客より入場料収受開始
ベトナム中部に位置し、国内外の観光客から人気の都市・ホイアンは、古き良き時代の街並みを今に残し世界遺産に指定される旧市街への入場について、5月15日より団体客を対象に入場料を収受することを決定しました(海外観光客;約5USドル、ベトナム人観光客;約3.5USドル)。本施策は当初は今年の4月に導入される予定でしたが、関係者等との調整によりこのタイミングでの施行となり、本収入は古都ホイアンの維持や環境・インフラ整備を目的として使用される予定となっています。
【3】ベトナム人旅行者に人気の海外旅行先、日本と韓国が1位
ベトナムのマーケティング会社・Outbox Companyが実施した「ベトナム人旅行者に選ばれるトップブランド」調査の海外デスティネーション分野において、日本と韓国が1位に選ばれました。また、航空会社分野ではベトナム航空、OTA分野ではTraveloka、旅行会社分野ではVietravelがそれぞれ1位に選ばれました。
ベトナム国内で紹介される訪日商品(一例)
(注)ベトナム国内でどのように訪日商品が宣伝(SNS投稿)されているかの一例であり、旅行会社間の価格比較や訪日商品の宣伝をする目的ではございませんので何卒ご了承ください。また、リンク先の投稿や商品は変更となっている可能性がございます。
●名古屋・富山・松本・箱根・東京(6日間)37,990,000VND (約221,000円)
●東京・山梨・富士(4日間)22,900,000VND(約133,000円)
●福岡・別府・熊本・鳥栖・福岡(5 日間)27,900,000VND (約162,000円)
●東京・京都・大阪・福岡32,900,000VND (6日間)約191,000円
他政府観光局のプロモーション事例
ハノイで「第10回 K-POP Lovers Festival 2023」開催(KTO)
韓国観光公社(KTO)は、5月13日にハノイ市において開催された「第10回 K-POP Lovers Festival 2023」に参加し、K-POPや韓国文化を楽しむ来場者に対して、ミニゲームの開催やギブアウェイのプレゼント等を通じて訪韓旅行をPRしました。当日の来場者数は現時点で発表されていませんが、有名アーティストによるライブや韓国文化体験等が提供された他、参加型のダンスコンテストも行われる等、大いに盛り上がりを見せたようです。
Facebook&Instagram投稿事例
JNTOハノイ事務所が運営するソーシャルメディアにおける最近の人気投稿例
その他のトピックス
【1】ベトジェット航空 片道0円キャンペーン実施(100万席分)
ベトナムの格安航空会社(LCC)であるベトジェット航空は、8月~12月までの需要喚起施策の一つとして、国内線及び国際線全線を対象に、0円で航空券が購入可能なキャンペーンを実施しました(販売期間;5月10日~17日、搭乗期間;8月10日~12月12日)。また同社は、4月から開始したホーチミン~羽田線を7月16日よりデイリー運航する予定であることも発表しました。
【2】23年1~3月期の労働者平均月収は4.5万円、前年同期比+7.9%増
ベトナム計画投資省の発表では、2023年1~3月期のベトナム人労働者の平均月収は790万ベトナムドン(約4万5000円)となり、前年同期比で7.9%の増加(プラス57万8000ベトナムドン;約3300円増加)となりました。
※JNTO追記;同数値は全国平均となっており、ホーチミン等の都市部においては約1.4倍程度の平均月収となっています。また、JETROの調査によると、在ベトナム日系企業にとって従業員の賃金上昇は最大の経営上の問題点となっている等、ベトナムにおける労働者賃金は非常に高い増加傾向となっています。
【3】2023年最後の連休日程が決定 9月1日~4日(4連休)
ベトナム政府は、9月2日の建国記念日に伴う連休について、2023年9月1日から4日までの期間とすることを承認しました。これにより2023年のベトナムの大型連休はこの連休が最後となります。日本と比べて祝日の少ないベトナムでは、連休に旅行をする傾向があり、多くの人が国内外に移動するこの時期は旅行業界にとっては大きな商戦期となります。
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