─ [ご関係者様各位]─
皆さん、こんにちは。
10月3日(木)から5日間、中国・関西エリアに出張しました。今年5月にベトジェット航空の広島・ハノイ線が新規就航したことを受け、ベトジェット航空および広島県観光関係者のご協力のもとベトナムの旅行会社13社およびメディア2社を招請しました。
広島到着時は大雨でしたが、空港では広島空港振興協会の皆様がベトナム語で書かれた大きな歓迎バナーで一行を迎え入れてくださいました。2日目には広島県内においてセミナー懇親会を開催し、懇親会の挨拶の中でベトジェット航空トアンVice President Commercial からは11月19日から週三便に増便すること、また将来的に週五便も検討していることなども発表され、広島・ハノイ線を活用した中国地方を起点とする商品造成に向け、日越双方の観光関係者を交えた活発な意見交換が行われました。
今回の視察では広島では平和記念公園や厳島神社など定番の観光地のほか、様々な観光施設を視察しましたが、参加者の反応が良かったスポットをいくつかご紹介します。
広島県竹原の「町並み保存地区」。ここでは午前の早い時間だったこともあり、あまり人通りも多くなく、写真撮影の好きなベトナム人はかなり時間をかけて写真撮影を楽しんでいました。また、新たな観光施設として紹介した大阪なんばの相撲エンターテイメントショー「日楽座」についても、参加者は間近で見られる相撲ショーにくぎ付けとなり大変盛り上がりを見せました。信仰心があついベトナム人は寺社仏閣を好み、行く先々で「おみくじ」に夢中になっているのも印象的でした。
ツアーの参加者からはゴールデンルートの次なる目的地としての可能性についてポジティブにとらえている意見が多く、今後の商品造成・販売に期待したいところです。ハノイ事務所としましても今後も地方誘客に注力してまいります。
ハノイ事務所
松本 二実
JNTOからの最新ニュース
【1】ベトジェットエアと連携した旅行会社・メディア向けファムトリップを実施
JNTOハノイ事務所は、2024年5月にベトジェットエアのハノイ-広島間の直行便新規就航を受け、当該路線利用の訪日旅行造成促進を目的に、ベトナムの旅行会社・メディア(計15社)対象としたファムトリップを実施しました。
当ファムトリップは、ベトジェットエア協賛のもと実施され、広島を中心に山陽から関西にかけて主要観光地を巡るルートを紹介しました。 また、国内インバウンド関係者連携のひとつとして、ベトジェットエア幹部およびファムトリップ参加者と広島県内観光関係者との懇親会を開催。懇親会では、ベトジェットエアがハノイ-広島線を11月19日より週3便に増便すること、将来的には当路線を週5便に増便する計画があることも発表されました。
【2】日越大学創立10周年記念事業にJNTOブースを出展
JNTOハノイ事務所は、2024年10月12日(土)にハノイ市郊外で開催された日越大学創立10周年記念事業において、JNTOブースを出展しました。JNTOのほか、JETROや日本航空、AEON等の日系団体・企業がブースを出展し、JNTOブースでは、観光パンフレットの配布や、SNSフォロワー獲得施策、訪日に係るアンケート、全日空との連携によるミニゲームを実施したほか、会場内のステージを活用したクイズ大会等を通じて、訪日観光の魅力をPRしました。
JNTOブースには500人超が来場し、来場者の中には、日本語を勉強している学生や、日本文化に興味がある学生も多く、「いつか日本に遊びに行きたい。」「日本語は難しいが、勉強して日本に行きたい。」 といった声も寄せられ、将来の訪日潜在層に向け日本の魅力をPRする良い機会となりました。
【3】訪日外客数(2024年9月推計値)
9月: 2,872,200 人、9 月時点で前年の年間累計を上回る
JNTOは、2024年10月16日に2024年9月の訪日外客数を発表いたしました。
・9月全体: 2,872,200人
・ベトナムからは、45,800 人。2019年比:19.5%増、2023年比:6.5%増
9月の訪⽇外客数は、2,872,200人で、前年同月⽐では31.5%増、2019年同月⽐では26.4%増となり、8か月連続で同月過去最高を記録しました。また、9月までの累計では26,880,200人となり、前年の年間累計である25,066,350人を上回る結果となりました。東アジアでは中国、東南アジアではマレーシア、欧⽶豪・中東地域では⽶国などで前年同月に⽐べて訪⽇外客数が増加したことが今月の押し上げ要因となりました。
ベトナムからの訪日者数は45,800人となり、1月から9月までの合計では479,800人なりました。これは過去最多を記録した2023年との同期比でも9.1%増となり引き続き好調な数値を維持しています。
ベトナム市場 旅行業界ニュース
【1】テトに伴う長期休暇、観光業の後押しとなり得るか?
労働傷病兵社会省は、2025年のテト(旧正月)に伴う休暇について、2025年1月25日(土)から2月2日(日)までの9連休とする案を提案しています。大手旅行会社の一つであるベンタイン・ツーリストの担当者によると、長期休暇により、旅行予約をする観光客の数は昨年のテトと比べて20%増加する可能性があると述べています。
【2】ベトナム人観光客の秋の旅行先、中国の人気高まる
多くの旅行会社によると、今年のベトナム人観光客の秋の旅行傾向は、例年とほぼ変わらず、韓国、日本、ヨーロッパが依然と人気である一方で、価格が手頃な中国へのツアーに乗り換える観光客も増えています。 一部の旅行会社では、近隣諸国であるラオスの秋の旅行商品の宣伝も行っています。
大手旅行会社が販売する訪日旅行商品 (一例)
旅行会社が販売する訪日商品例のご紹介です。紅葉鑑賞商品の存在感がある中で、一部会社では年末年始や年明け以降の商品を販売する旅行会社も増えてきました。これからはテト(旧正月)商戦に向けた準備が本格的に始まります。
●【チャーター便利用】松山-神戸-京都-大阪- 久万スキーランド -松山(5日間)
25,990,000VND (約154,000円)
●【年始出発】大阪-神戸-京都-名古屋-山梨-東京(5日間)
32,990,000 VND (約199,000円)
他政府観光局等のプロモーション事例
【1】台湾観光局(TTA)が MOMO TRAVELと連携したプロモーションを開始
台湾観光局(TTA)と地場OTAの「MoMoTravel」が協力して台湾観光プロモーションを展開しています。当プロモーションでは作文コンテストやSNSでのミニゲームが実施され、入賞者には台湾旅行などの景品が提供される予定です。
【2】在ベトナムインド大使館がウッタル プラデーシュ州 (Uttar Pradesh)へのファムトリップを実施
在ベトナムインド大使館は、9月3日~9月7日にかけてウッタル プラデーシュ州 (Uttar Pradesh)へのファムトリップを実施しました。当ファムトリップにはベトナム旅行会社18社とジャーナリスト4名が参加し、タージマハルで有名なアグラなどを視察しました。
Facebook&Instagram投稿事例
JNTOハノイ事務所が運営するソーシャルメディアにおける最近の人気投稿例
9月において「いいね」数を多く獲得したFacebookおよびInstagram投稿を紹介します。
果物狩りはベトナム人に人気のアクティビティの1つであり、日本のブドウのおいしさはベトナムでも非常に有名で、本投稿は高いエンゲージメントを獲得しました。
日本の古い街並みは、ベトナム人観光客の中でも最も人気のある場所の一つで、本投稿は、山を背景に細道に沿って並ぶ家々が美しい一枚となっており、多くのエンゲージメントを獲得しました。
鮮やかな金魚の提灯や浴衣姿の女性は、日本のお祭りを想像させ、ベトナム人にとってユニークな観光スポットとして高いエンゲージメントを獲得しました。
その他のトピックス
【1】2024年の訪越外国人旅行者、9月時点で既に2023年を上回る
今年9月時点における訪越外国人旅行者は1270万人となり、既に2023年の1260万人を上回る結果となりました。ベトナム統計局によると、韓国人が330万人と最大市場であり、次いで中国が270万人で、全体の48%を占めます。その他、東南アジアや欧米からの旅行者も顕著に伸びており、ベトナム観光総局(VNAT)によると、2024年の訪越外国人旅行者は、1700万₋1800万人を達成すると見込んでいます。
【2】バンブーエアウェイズが国際線を再就航
ベトナムのバンブーエアウェイズ(Bamboo Airways)は、2024年11月26日からホーチミンとタイのバンコクを結ぶ路線を運航すると発表しています。同社の国際線再就航は約1年ぶりとなります。
Văn phòng Đại diện Cơ quan Xúc tiến Du lịch Nhật Bản tại Việt Nam
Địa chỉ: Phòng 4.09, tầng 4, tòa nhà CornerStone, 16 Phan Chu Trinh, Hoàn Kiếm, Hà Nội, Việt Nam
Điện thoại: +84-(0)24-3719-5950
E-mail: vietnam_jnto@jnto.go.jp
Website: https://www.japan.travel/vi/vn/