─[ご関係者様各位]──────
JNTO ハノイ事務所長の吉田です。
平素より大変お世話になり誠にありがとうございます。
今月はハノイ市において北部最大の旅行博イベント「Vietnam International Travel Mart in Hanoi」(VITM)が開催され多くの業界関係者と一般参加者が来場しました。VITMの今年のテーマは「Vietnam Tourism - Green transformation for sustainable development」となっており、ここベトナムにおいても世界のツーリズムトレンド同様、環境への配慮や地域住民との共生がテーマになりつつあります。
ベトナムからの訪日者数については、単月では過去最高の67,400人を記録し、13月の累計では過去最多を記録した2023年同期間比プラス6.9%と大変好調な数値となっております。桜シーズンの特需はもちろんですが、過去の長い期間において仕込みを行っていただいたチャーター便運航が実施される等、関係者の皆様のご尽力のお蔭でございます。この場を借りて御礼申し上げますとともに、引き続き色々な場面にて連携させていただけますと幸いです。引き続きよろしくお願い致します。
JNTOからの最新ニュース
【1】「Vietnam International Travel Mart in Hanoi」にブース出展
JNTOハノイ事務所は、ベトナム北部最大級の旅行博イベント「Vietnam International Travel Mart in Hanoi(VITM)」(開催地:ハノイ、開催期間:2024年4月11日から14日まで)において訪日観光PRブースを出展し、イベント来場者に対して北陸地域を中心に観光PRを行うとともに、事前にお申込みいただきました100以上の日本のインバウンド関係者様の観光PR動画をブースにて放映いたしました。
今年のVITMのテーマは「Vietnam Tourism - Green transformation for sustainable development」となっており、ベトナム国内から55の省都と海外から16の国や地域が参加し、3,500人の業界関係者と80,000人の一般来場者が見込まれています。
他の政府観光局等の出展については後段に掲載させていただきましたのでよろしければご参考ください。
【2】訪日外客数(2024年3月推計値)
3月:3,081,600人、単月として初めて300万人を超える
JNTOは、2024年4月17日に2024年3月の訪日外客数を発表いたしました。
- 3 月全体: 3,081,600 人
- ベトナムからは67,400人。2019年比;40.8%増、2023年比;25.6%増加
3月の訪⽇外客数は3,081,600 人となり、前年同月比では 69.5%増、2019 年同月比では
11.6%増となりました。春の桜シーズンによる訪⽇需要の高まりに加え、今年はイースター休暇が 3月下旬から始まったこともあり、単月として過去最高を更新するとともに、初めて 300 万人を突破しました。
ベトナムからの訪日者数は67,400人となり単月として過去最多を記録しました。1月から3月までの合計では172,100人となり、過去最多を記録した2023年との同期間比較でもプラス6.9%となっており大変好調な数値となっています。
ベトナム市場 旅行業界ニュース
【1】1~3月期の訪越外国人は460万人、2019年同期比+3.2%
今年の第1四半期(1月~3月)のベトナムへの外国人訪問者は460万人に達しました(2019年と比較して3.2%増加)。また、前年同期との比較では72%増となり今年の外国人入国者数目標1800万人の25%に達しました。
ベトナム政府は各国に対する査証緩和政策を積極的に進めていますが、その効果が数値となって表れていると報道されています。
【2】『Ho Chi Minh City Tourism Festival』開催
4月4日~7日にホーチミン市において『Ho Chi Minh City Tourism Festival』が開催され、400を超える旅行会社、ホテル、観光施設、観光サービス提供者等が出展を行いました。JNTOはじめ海外政府観光局等の出展はほとんどありませんが、4月末から迎える連休期間中の商品を買い求める旅行者が多く来場したようです。
大手旅行会社が販売する訪日旅行商品 (一例)
旅行会社が販売する訪日商品例のご紹介です。桜シーズン及び4月末からの連休期間の商品販売を終え、今の時期は各社ともに商品バラエティが少ない印象です。
●東京・ディズニーランド・京都・大阪(6日間)43,990,000VND (約268,000円)
●名古屋・白川郷・富山・松本・富士・東京(6日間)38,990,000VND(約237,000円)
●東京・富士山・東京 (4 日間)17,900,000VND (約109,000円)
●福岡・別府・高千穂・熊本(5日間)25,990,000VND (約158,000円)
他政府観光局等のプロモーション事例
【1】インド観光局、旅行会社向け招請ツアーを実施
インド観光局はインド大使館との共催で、ベトナムの旅行会社を対象とした招請旅行を3月14日から21日にかけて実施しました(※参加者は航空券と査証費用等、一部費用を負担)。ベトナムとインドは双方ともに両国を有望なマーケットとしており、観光客や航空路線誘致に積極的に取り組んでいます。
【2】VITMにおける政府観光局等の出展模様
韓国・江原州ブース。今回のVITMで最大規模。
韓国ブース内に設置された旅行会社の販売コーナー
マレーシア政府観光局(開会セレモニー)
台湾観光局。エバー航空等と共同出展。
フィリピンブース。セブ島等のリゾート地域をPR。
インドブース。初出展。在越インド大使館が対応。
Facebook&Instagram投稿事例
JNTOハノイ事務所が運営するソーシャルメディアにおける最近の人気投稿例
その他のトピックス
【1】山田滝雄 駐ベトナム日本国特命全権大使、離任(任期4年)
駐ベトナム日本国特命全権大使の山田滝雄氏が在任期間を終え、後任に伊藤直樹氏が任命されました。山田氏は2020年4月から4年間にわたり特命全権大使を務められましたが、離任にあたりベトナムのチン首相がレセプションの場を設け、在任中の功績への感謝と今後の日越間の協力関係確認等がなされました。
【2】第1四半期のGDP成長率は前年同期比5.66%
JETROビジネス短信によれば、ベトナム統計総局が発表した2024年第1四半期(1~3月)の実質GDP成長率(推計値)は前年同期比5.66%となりました。この数値は6.72%だった前四半期と比べ、伸び率が減速したこととなります。
グエン・ティ・フオン統計総局長は「第1四半期の成長率5.66%は(通年のGDP成長率目標6.0~6.5%と比べ)高い成長率ではないが、世界経済が多くの不確実性に直面している中で、前向きな結果だ」とコメントしているようです。
【3】4年半ぶりに鹿児島~ベトナム間のチャーター便運航
鹿児島とベトナムを結ぶベトナム航空のチャーター便が3月27日、5年ぶりに運航し、往復ともにほぼ満席となった模様です。同チャーター便は、昨年11月に鹿児島県、ベトナム航空、HISとで結ばれたMOUに基づく第一弾の運航となりますが、ベトナム航空によれば「2024年度に4~6便のチャーター便を運航したい」とのことです。
Văn phòng Đại diện Cơ quan Xúc tiến Du lịch Nhật Bản tại Việt Nam
Địa chỉ: Phòng 4.09, tầng 4, tòa nhà CornerStone, 16 Phan Chu Trinh, Hoàn Kiếm, Hà Nội, Việt Nam
Điện thoại: +84-(0)24-3719-5950
E-mail: vietnam_jnto@jnto.go.jp
Website: https://www.japan.travel/vi/vn/