─[ご関係者様各位]──────
JNTOハノイ事務所長の吉田です。
平素より大変お世話になり誠にありがとうございます。
本文内にも記載しましたが、5月12日に広島空港とハノイを結ぶベトジェット航空の国際定期便運航が開始となりました。JNTOハノイ事務所は当便の新規就航を契機とし、広島空港を中心とした周辺エリアのプロモーションを今後実施していく予定です。
過去のデータを見るとベトナム人の訪日旅行は桜シーズンから紅葉シーズンまでの期間は少し停滞してしまうのが例年の傾向ですが、夏の時期の需要喚起施策、及び下期事業の仕込みなど、私どもも様々な活動を行ってまいります。引き続き皆様と色々な場面で連携させていただきたくどうぞよろしくお願い致します。
JNTOからの最新ニュース
【1】3月の訪日旅行者数について大いに報道される
前回の本ニュースレターでもお伝えしましたように2024年3月のベトナム人訪日者数は過去最多となる67,400人を記録いたしました。桜シーズンであったことに加え、ベトナムと香川県、鹿児島県を結ぶチャーター便運航があったこと等がその要因であると考えられますが、ベトナムにおける訪日旅行の活況ぶりについて多くのメディアが報じました。
一方、これ以外の記事では、桜鑑賞などを目的とした海外旅行の行き先は日本だけに限らず、中国、韓国、台湾も人気となっており、2024年第一四半期の北東アジアへの海外旅行者数は前年同期比535%とも報道されています(※JNTO追記;昨年はあまり実績がなかった中国行き旅行者が伸びたため、同期比数値が大幅増となっていると考えられます)。
【2】ベトジェット航空、広島線の定期便運航開始!
広島空港とハノイを結ぶベトジェット航空の定期便が2024年5月12日より待望の運航開始となりました。2023年5月に日本で開催されたG7広島サミット拡大会合にベトナムのチン首相が訪日した際に関係者とともに本路線の発表式典が開催され、その後準備が進められてきました。木曜日と日曜日の週2便運航となり、広島とベトナムを結ぶ定期直行便はこれが初めてとなります。
【3】訪日外客数(2024年4月推計値)
4月:3,042,900人、2 か月連続で 300 万人を超える
JNTOは、2024年5月15日に2024年4月の訪日外客数を発表いたしました。
- 4月全体: 3,042,900 人
- ベトナムからは61,600人。2019年比;11.4%増、2023年比;11.6%増加
4月の訪日外客数は3,042,900人となり、前年同月比では56.1%増、2019年同月比では4.0%増となりました。春の桜シーズンによる訪日需要の高まりに加え、東南アジアや中東地域を中心にイスラム教の断食明けに合わせて海外旅行需要が増加したことにより、2か月連続で300万人を突破しました。また、4月までの累計は11,601,200人となり、1,000万人を超えました。
ベトナムからの訪日者数は61,600人となり、1月から4月までの合計では233,800人となりました。これは過去最多を記録した2023年との同期間比較でもプラス8.1%となり引き続き好調な数値を維持しています。
ベトナム市場 旅行業界ニュース
【1】1~4月期の訪越外国人は620万人、2019年同期比+3.9%
1月~4月のベトナムへの外国人訪問者は620万人となり、2019年同期比プラス3.9%、2023同期比プラス68%となりました。この結果、今年の外国人入国者数目標1800万人に対しての目標達成率は34.4%となり年初からの好調を維持しています。
【2】ベトナム5連休(4月27日~5月1日)の旅行動向
4月27日~5月1日の期間に5連休を迎えたベトナム国内では、連休期間に国内・海外旅行を楽しもうと多くの観光地が検索されました。大手OTAのBooking.com(ブッキングドットコム)上で多くの検索を集めた地域について、ベトナム国内では避暑地のダラットやビーチリゾートのダナン、海外ではバンコク、シンガポール、ソウル、クアラルンプール、東京の近隣都市が人気を集めたようです。
また連休中の旅行動向を報じる別の記事として、国内線運賃の高騰により、割安な近隣アジアを観光地として選ぶ旅行者が多かったとの情報もありました。
大手旅行会社が販売する訪日旅行商品 (一例)
旅行会社が販売する訪日商品例のご紹介です。桜シーズン及び4月末からの連休期間の商品販売を終え、今の時期は各社ともに商品バラエティが少ない印象です。
●大阪・京都・富士・東京(6日間)41,990,000VND (約257,000円)
●大阪・京都・名古屋・富士・東京(6日間)26,900,000VND(約165,000円)
●白川郷・富山・松本・富士・東京 (6 日間)36,990,000VND (約226,000円)
●東京・富士・小樽・札幌(8日間)59,990,000VND (約367,000円)
他政府観光局等のプロモーション事例
【1】1-2月のベトナム人海外旅行先人数比較
今年の1月~2月のベトナム人の海外旅行先について、日本、韓国、シンガポール、台湾を比較した数値が報道されました。訪日旅行が人気である一方、韓国は前年の86,000人から120,000人まで大幅に人数を増加させました(前年同期比38.9%)。韓国観光公社(KTO)は、MICE施策強化や100の観光地を選定したプロモーションを行うとともに、一部の地域において査証免除施策を継続することで大幅な人員増を実現しています。
また、タイについて、同期間のベトナム人観光客は昨年よりも落ち込んだものの夏シーズンに向けては増加傾向にあると報じられています。
Facebook&Instagram投稿事例
JNTOハノイ事務所が運営するソーシャルメディアにおける最近の人気投稿例
その他のトピックス
【1】日越共同イニシアチブ、新たなテーマで再始動
JETROビジネス短信によれば、日本とベトナムの官民連携の枠組みである「新しい日越共同イニシアチブ」第1フェーズのキックオフ会合が3月27日、ハノイ市内の計画投資省で開催されました。同枠組みは2003年から20年以上にわたり続いてきましたが、2023年11月に両国関係が「包括的戦略的パートナーシップ」に引き上げられた際の共同声明に基づき、このたび名称や取り組み内容が改定されたところです。
取り上げるテーマについては、従来の投資環境改善のための法制度改正などは1つにまとめ、両国が直面する新たな課題である脱炭素やイノベーション、人材育成推進を中心に扱うこととなります。
【2】那覇~ハノイ間でチャーター便運航
沖縄県の那覇空港とハノイを結ぶベトジェット航空のチャーター便が4月10日に運航され、約140名のベトナム人の方が沖縄観光を楽しみました(当該チャーター便は、ハノイサザンブリーズ株式会社が企画・集客を行い、ベトジェット航空が運航)。また、到着に合わせて一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)様が空港にてお出迎えをされました。
【3】【JNTOハノイ事務所】今後の事業予定について
JNTOハノイ事務所は今後の訪日プロモーション事業の一つとして、以下の事業を予定しております。正式な募集開始案内は今後実施いたしますが、今後の予定としてよろしければご参考ください。
(1)一般消費者向け旅行博ITE(International Travel Expo 2024)共同ブース出展
・実施予定時期;2024年9月5日~7日
・実施予定場所;ベトナム・ホーチミン市
・募集開始時期;2024年5月末頃までにJNTO日本語ホームページより募集開始予定。
・その他;多数の応募者が予想されますためご希望に叶わない場合はご容赦願います。
(2)JNTO主催インセンティブ商談会
・実施予定時期;2024年11月上旬
・実施予定場所;ベトナム国内(ホーチミンでの開催を予定)
・募集開始時期;未定
Văn phòng Đại diện Cơ quan Xúc tiến Du lịch Nhật Bản tại Việt Nam
Địa chỉ: Phòng 4.09, tầng 4, tòa nhà CornerStone, 16 Phan Chu Trinh, Hoàn Kiếm, Hà Nội, Việt Nam
Điện thoại: +84-(0)24-3719-5950
E-mail: vietnam_jnto@jnto.go.jp
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