─[ご関係者様各位]──────
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JNTOハノイ事務所長の吉田です。
平素より大変お世話になり誠にありがとうございます。
本ニュースレターの準備をしている6月19日現在、ここハノイはロシアのプーチン大統領が7年振りに訪越するということで大規模な交通規制と厳戒態勢が敷かれ物々しい雰囲気となっています(19日夜にハノイ到着予定)。2023年は「日越外交関係樹立50周年」の記念すべき年でしたが、ここベトナムにはアメリカ・バイデン大統領、中国・習近平国家主席が訪れ、2023年に米中両国の首脳が訪問した唯一の国となりました。日本のみならず世界各国がベトナムを重視している象徴と言えるかも知れません。
さて、JNTOハノイ事務所は、2024年の訪日キャンペーンメッセージとロゴを策定しました。詳細は下記に記載しましたが「地方誘客」「高付加価値」を強く推進していきたいという私たちの想いを込め、スタッフ全員で考えたものとなります。ベトナム市場においては、正直、まだ難しい段階であることは理解しつつ、敢えて目線を高くして頑張っていきたいと思います。引き続きどうぞよろしくお願い致します。
JNTOからの最新ニュース
【1】JNTOハノイ事務所 キャンペーンメッセージを決定!
JNTOハノイ事務所は、年頭に定めた2024年取り組み方針に基づき今後の訪日旅行プロモーション実施にあたっての新たなキャンペーンメッセージとロゴを策定しました。
“Nhật Bản - trải nghiệm địa phương, khám phá đa dạng”
(英訳;Discover Japan's regions, embrace diversity)
まだまだゴールデンルートが中心であるベトナムの訪日旅行市場において、日本各地の地域の魅力、日本でしか味わうことができない体験や経験、食や文化など観光コンテンツの多様性などの情報を発信していくことで、ベトナムの皆さんにこれまでと違った訪日旅行の魅力を発見して欲しい、という私たちの想いを込めました。
今後は、本方針に基づいた訪日観光PR動画の作成(2024年9月公開予定)、ロゴを活用したギブアウェイの制作・配布等を予定しています。
【2】訪日外客数(2024年5月推計値)
5月:3,040,100人、3 か月連続で 300 万人を超える
JNTOは、2024年6月19日に2024年5月の訪日外客数を発表いたしました。
- 5月全体: 3,040,100 人
- ベトナムからは50,600人。2019年比;30.6%増、2023年比;8.6%増加
5 月の訪⽇外客数は、3,040,100 人となり、前年同月⽐では 60.1%増、2019 年同月⽐では9.6%増となりました。⼀部市場において学校休暇を含む連休にあわせた訪⽇需要の高まりがみられたほか、東アジアでは韓国、東南アジアではシンガポール、欧米豪・中東地域では米国などで訪⽇外客数が増加したことが、今月の押し上げ要因となりました。
ベトナムからの訪日者数は50,600人となり、1月から5月までの合計では284,500人となりました。これは過去最多を記録した2023年との同期間比較でもプラス8.6%となり引き続き好調な数値を維持しています。
ベトナム市場 旅行業界ニュース
【1】1~5月期の訪越外国人は760万人、中国からの訪問がトップに
2024年5月の訪越外国人数は約140万人となり、1月~5月までの合計では760万人となりました。国・地域別の入国者では中国からの入国者が最多の357,000人となり、コロナ禍後で初めてトップとなりました。
記事によれば、VNAT(ベトナム観光総局)による中国向け施策の成功や二国間の新たな航空路線の開設に加え、ビーチリゾートや手軽な価格で旅行できる点が中国人旅行者にとってベトナムの魅力となっているそうです。
【2】ベトナム政府、中長期的な観光開発計画を決定
ベトナム政府は、2030年までに観光産業を国の主要な経済セクターにするものとし、国内総生産(GDP)に占める観光業の割合を2025年までに8~9%、2030年までに13~14%にしていくとしました。また、外国人の受け入れ人数について、2025年までに2,500万人~2,800万人、2030年までに3,500万人を目指すとし、その他の目標値についても設定を行いました。
【3】ベトナムにおけるモバイルアプリ利用状況について(2024)
ベトナムにおいて市場調査等を提供するマーケティングカンパニーAsia Plus Inc.(CEO; 黒川賢吾氏)は、「ベトナムモバイルアプリ利用について(2024)」調査を実施し、その結果を発表しました。
- Facebook、TikTok、Zalo、Messenger、YouTubeのトップ6のアプリが、モバイルアプリケーション使用の3/4を占有。
- TikTokの人気は、ユーザーがより多くの時間を費やすようになったTikTokショップというショッピング機能が後押しし利用が増加。
- ライドシェアやECなどのライフスタイルアプリの使用率が上昇。
大変興味深い結果が出ておりますので、よろしければ詳細はホームページ及び当該資料をご参考ください。
大手旅行会社が販売する訪日旅行商品 (一例)
旅行会社が販売する訪日商品例のご紹介です。6月より夏休みシーズンとなるため、夏休み及び秋(紅葉シーズン)の商品が主に販売されています。また、ここでは紹介し切れていませんが、景気の影響もあり旅行期間を短縮した安価な商品(15万円前後)も増えつつあります。
●大阪・京都・富士・東京(6日間)33,990,000VND (約211,000円)
●福岡・別府・熊本(6日間)26,900,000VND(約168,000円)
●羽田・旭川・美瑛・札幌・小樽 (7 日間)48,990,000VND (約304,000円)
●東京・富士・京都・神戸・大阪(5日間)37,990,000VND (約236,000円)
他政府観光局等のプロモーション事例
【1】韓国観光公社、「KOREA TRAVEL FESTA 2024」を開催
韓国観光公社(KTO)は、関係機関と連携して2024年5月にハノイで「KOREA TRAVEL FESTA 2024」を大々的に開催しました。同イベントは、韓国・ベトナム両国の旅行業界の交流と連携を促進し、新たな観光商品の開発を目指すイベントであるとともに、一般消費者向けに人気アーティストのライブパフォーマンスを有料イベントとして行う等、ハノイにおいて韓国を大きくPRするイベントとなりました。
旅行関連イベントは2部構成で行われ、第一部の「Korea Travel Mart」では約30の韓国旅行会社と50以上のベトナム旅行会社が参加し多くの商談が行われました。また、第二部の「Korea Tourism Night 2024」には多くの来賓が参加し、ドラマのロケ地やイースポーツに関する情報、100以上のフェスティバル情報等、数多くのコンテンツが紹介されました。
Facebook&Instagram投稿事例
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その他のトピックス
【1】島根県(出雲空港)- ハノイ間でチャーター便運航
島根県・出雲空港とハノイを結ぶベトナム航空のチャーター便が2024年5月に運航され、日本行き、ベトナム行きともにほぼ満席となったようです。 同便に搭乗しベトナムを訪れた丸山島根県知事は「両国間の交流を深め、連続チャーターや国際定期便につなげる第一歩にしたい」との意欲を示されました。
【2】在ベトナム日本国大使館、伊藤直樹新大使ご着任
2024年5月、在ベトナム日本国特命全権大使に新たに伊藤直樹大使が着任されました。伊藤大使からの着任ご挨拶は以下となりますが、JNTOハノイ事務所との面会では「2023年までに訪日者数100万人の実現を期待したい」「日本とベトナムとの地方間の交流活性化は政府間でも重要な事項となっているため、JNTOが推進する地方誘客促進に賛同する」とのコメントをいただきました。
【3】在ダナン日本国総領事館、「短期滞在」査証等の取扱開始
在ダナン日本国総領事館は、2024 年6月1日よりこれまで行っていなかった「短期滞在」査証(観光目的等)の取り扱いを開始し、これによりすべての査証業務を取り扱うこととなりました。
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