─[ご関係者様各位]─
みなさん、こんにちは。
大阪・関西万博が開幕して1か月が経過しましたが、報道やSNSでは様々なコメントがあるものの、訪問した方の満足度は総じて高いようですね。
ベトナムでは日本ほどの盛り上がりではありませんが、開幕時の報道と4月30日の南北統一50周年記念日にあわせてベトナムのパビリオンがオープンしたことが話題になっていました。また、複数の旅行会社では大阪・関西万博訪問を含めたパッケージツアーの販売を開始したり、企業のインセンティブ旅行で万博訪問を行程に含めるものも増えてきました。まだ周囲のベトナム人で万博に行った人はいないようで、ベトナム人目線の感想を聞く機会がないのですが、9月9日はベトナムのナショナルデーも開催されますので、会期中多くのベトナム人の旅行者が訪問してくれることを願います。
JNTOハノイ事務所
松本 二実
JNTOからの最新ニュース
【1】ベトナム南部エリア最大級の旅行博「THE 19th INTERNATIONAL TRAVEL EXPO HO CHI MINH CITY」共同出展者の募集について(事前周知)
「THE 19th INTERNATIONAL TRAVEL EXPO HO CHI MINH CITY(ITE HCMC 2025)」の共同出展者について、5月23日(金)から募集開始を予定しております。出展概要については、23日に発行されるJNTO ニュースフラッシュまたはJNTO公式ウェブサイトをご確認ください。皆様からのご応募、JNTOハノイ事務所一同心よりお待ちしております。
■イベント概要
イベント名:International Travel Expo Ho Chi Minh City 2025 (ITE HCMC 2025)
開催都市 :ホーチミン市
開催期間 :2025年9月4日(木)~6日(土)
概 要 :ホーチミン市で開催されるベトナム南部エリア最大級の国際旅行博覧会。
対 象 :業界関係者(B to B)および一般来場者(B to C)
参 考 :2024年来場者実績約26,000人、出展者数400以上(いずれも主催者公表値
ITE HCMC 2024 VJブース外観 ITE HCMC 2024 VJブースの様子
【2】4月:3,908,900人、単月として過去最高を更新
JNTOは、2025年5月21日に2025年4月の訪日外客数を発表しました。
・4月全体: 3,908,900人
・ベトナムからは、64,100 人 2024年比:4.0%増
4月の訪日外客数は3,908,900人で、前年同月比では28.5%増となりました。過去最高であった2025年1月の3,781,629人を上回り単月過去最高を記録し、単月として初めて390万人を突破しました。春の桜シーズンで前月に続き多くの市場で訪日需要が高まったこと、アジアの一部市場や欧米豪市場ではイースター休暇に合わせて海外旅行需要が増加したこと等により、東アジアでは中国、香港、欧米豪では米国、豪州を中心に訪日外客数が増加したことが今月の押し上げ要因となりました。
ベトナムからの訪日者数は64,100 人(前年同月比4.0%増)でした。割安かつ査証免除・取得が容易な東南アジアや中国等への旅行需要の高まり等の影響があるものの、ホーチミン~中部間、ホーチミン~福岡間の増便、ホーチミン~福島間でのチャーター便などによる直行便数の増加、祝日等の影響もあり訪日外客数は4月として過去最高を記録しました。
ベトナム市場 旅行業界ニュース
【1】ベトジェットエア 4月からホーチミン-中部線、ホーチミン-福岡線に新規就航
ベトナムの格安航空会社であるベトジェットエアは、4月24日からホーチミン-中部(週4便)、4月25日からホーチミン-福岡(週3便)の運航を開始しました。今後、中部および九州への更なる訪日増が期待されます。
■ホーチミン-中部(火・木・土・日)
■ホーチミン-福岡(月・水・金)
【2】ベトジェットエア、新ブランド「Vietjet Qazaqstan」を発表
ベトジェットエアはカザフスタン国営航空Qazaq Airと戦略的パートナーシップ締結し、新ブランド「ベトジェットカザフスタン(Vietjet Qazaqstan)」を発表しました。当発表イベントは、カザフスタンに訪問中のトー・ラム書記長立会いのもと開催されました。この新会社はボーイング737を少なくとも20機導入し、カザフスタン国内外への路線網を拡大する計画です。また、ボーイング社とも包括的なサポート契約を結び、技術支援や人材育成を通じて持続可能な運航体制を構築していくとしています。
【3】サングループ、エミレーツ航空と訪越促進を目的にしたMOU締結
4月30日、ベトナムの不動産・観光開発を手掛ける大手企業サングループはエミレーツ航空と訪越観光促進における戦略的パートナシップを締結しました。この締結によると、 エミレーツ航空のプロモーションにおいてベトナムを主要な旅行先として紹介することとしており、主要市場のメディアや旅行代理店向けの体験型プログラムを企画し、プロモーションを展開することでで主要市場の旅行代理店を支援する計画としております。 エミレーツ航空の極東セールス担当シニア・バイス・プレジデントであるオルハン・アッバス氏は、「当社は東南アジアでの事業を強化しており、6月からはダナンへのフライトを増便し、ダナンをエミレーツ航空のベトナムにおける3番目の玄関口とする予定」と述べました。
【4】ホーチミン・タンソニャット国際空港 第3旅客ターミナルが4月19日より開業
ホーチミン市にあるタンソニャット国際空港の第3旅客ターミナルが4月19日に開業しました。当ターミナルの建設にかかった投資総額は約600億円で、年間旅客処理能力は2000万人に上ります。ベトナム航空は5月17日までに国内線全路線を第3旅客ターミナルに移管することを発表、ベトジェットエアも近いうちに国内線を移管するとしています。
大手旅行会社が販売する訪日旅行商品 (一例)
旅行会社が販売する訪日商品例のご紹介です。 4月は桜開花最盛期であることに加えて、4月30日(南北統一記念日)およびメーデー(5月1日)に合わせた5連休(4月30日~5月4日)があったことから、ゴールデンルートを中心に多くの訪日旅行商品が販売されていました。現在は、花鑑賞ツアー(芝桜・藤・ネモフィラ等)や6月以降の夏休みシーズンに向けた家族旅行向け商品が販売されています。今後は夏休みの訪日需要拡大に期待が持たれます。
●Flamingo Redtours
【ハノイ発】大阪-神戸-京都-名古屋-富士山-東京 6日間 29,900,000VND (約167,000円)
●BENTHANH TOURIST
【ホーチミン発】東京-富士山-横浜-東京ディズニーランド 6日間 38,990,000VND~ (約216,000円)
他政府観光局等のプロモーション事例
【1】韓国、外国人KOL等を活用した観光広報活動を展開
韓国文化体育観光部は、「Senses of K-Culture」という新しい観光プログラムを開始すると発表しました。当プログラムは、韓国に在住する外国人や、海外インフルエンサー(KOL)を対象に、まだ知られていない韓国文化の側面を発信・体験してもらうことを目的にしており、参加者は今年の春から秋にかけて、韓国国内9カ所の地域を訪れ、各地の遺産、グルメ、アウトドア文化活動などを体験する予定となっています。
【2】台湾観光局がMICEセミナーをハノイで開催 台湾MICE観光の潜在性をPR
台湾観光局は旅行メディア「Travellive」と連携し、MICEイベント「台苑(Đài Uyển)」をハノイで開催し、台湾のMICE観光の潜在性や強み、企業向けの最新支援政策を紹介しました。イベントの中で、エスコートツアー(専属ガイドツアー)やフライ&クルーズツアー、インセンティブツアーなどのハイエンド旅行団体に対して、特例ビザを発給することが発表されました。
【3】中国・湖南省と崇左市が観光促進プログラムを開催 双方での観光連携・協力推進を提案
中国・湖南省は「三湘四水-湖南の約束」をテーマとした「湖南省文化交流・観光プロモーションプログラム」をハノイで開催、ベトナム国家観光局(VNAT)や、ハノイ市観光局、旅行会社、航空会社からの代表者が出席しました。湖南省人民委員会副委員長は同省とベトナムの間で文化観光の協力を強化させるために、文化観光の協力の仕組みを含め共通協力枠組みの構築を加速させるとともに、査証手続きの緩和、税関手続きの統一などを提案しました。また、崇左市(中国広西チワン族自治区)では、「壮大な国境の旅 ― 魅力的な崇左観光」をテーマにした観光プロモーションプログラムとファムトリップも開催され、ハノイユネスコ旅行クラブ(HUTC)に所属する100社以上の旅行会社と崇左市の旅行会社が参加しました。
Facebook&Instagram投稿事例
JNTOハノイ事務所が運営するソーシャルメディアにおける最近の人気投稿例
4月において「いいね」数を多く獲得したFacebookおよびInstagram投稿を紹介します。
様々な色をした綺麗なチューリップが絨毯のように広がり、まるでヨーロッパの田舎町のような雰囲気を映し出したこの投稿は、4月に投稿したFacebookコンテンツの中で最も高いエンゲージメントを獲得しました。
(オーガニックエンゲージメント:約12,600以上)
川沿いに満開の桜が咲き誇り、船からお花見を楽しむ様子は、ロマンチックな絵画の世界をイメージさせます。(オーガニックエンゲージメント:約10,800以上)
赤い鳥居と鮮やかなピンク色の桜が美しく絶妙なバランスを作り出しているこの投稿は、4月に投稿したInstagramコンテンツの中で最も高いエンゲージメントを獲得しました。(オーガニックエンゲージメント:約400以上)
その他のトピックス
【1】大規模な政治・行政機構再編により、公務員約13万人が失業
ベトナムでは2025年3月1日より新たな省庁体制で運営が開始しており、それに伴う大規模な省庁再編が検討されていましたが、全国63の省・市の行政区を34の省・市とする行政区再編案が4月12日に承認されました。これにより、省・市の幹部や公務員の数は2022年と比較して18,440人減少すると予想されています。全国の自治体レベルでは、110,780人以上また、120,500人のパートタイム労働者が解雇されるとしています。
【2】ダナン越日フェスティバルにブース出展します!
JNTOハノイ事務所は、2025年7月3日(金)~5日(日)に開催される「ダナン越日フェスティバル2025」にブース出展いたします。7月3日からベトナム航空によるダナン~関西便が新規就航することもありダナンからの訪日人数増加が期待される中、一般消費者に訪日観光PRを行う場としても効果的なイベントですので、興味・関心がございましたらぜひ出展をご検討ください。
Văn phòng Đại diện Cơ quan Xúc tiến Du lịch Nhật Bản tại Việt Nam
Địa chỉ: Phòng 4.09, tầng 4, tòa nhà CornerStone, 16 Phan Chu Trinh, Hoàn Kiếm, Hà Nội, Việt Nam
Điện thoại: +84-(0)24-3719-5950
E-mail: vietnam_jnto@jnto.go.jp
Website: https://www.japan.travel/vi/vn/