─[ご関係者様各位]─
皆さん、こんにちは。
ハノイでは、9月2日の建国記念日を前に、街中に赤い国旗がはためき、祝賀ムードが高まっています。
ベトナムは日本と比べて祝日が少なく、連休も限られています。建国記念日を含む今回の4連休が、年内最後のまとまった休みとなります。今年は建国80周年という節目の年でもあり、国内各地からハノイに祝賀イベントを見に来る人が多く、国内線や市内ホテルの料金が軒並み高騰しています。海外旅行よりも国内旅行の需要が高まっており、ベトナム人の高い愛国心を感じます。
私たちとしては、この連休を利用して訪日していただきたいところですが、今年ばかりはそうもいかないようです。
すでに旧市街や政府機関周辺では交通規制が始まっており、街中は大渋滞です。この時期にハノイを訪問される予定の方は、どうぞお気をつけください。
JNTOハノイ事務所
松本 二実
JNTOからの最新ニュース
【1】旅行会社及び航空会社と連携した共同広告を開始
JNTOハノイ事務所は、ベトナムにおける訪日旅行商品および日本行き航空券の予約・販売促進を目的とし、旅行会社25社程度、航空会社4社と連携しオンラインでの共同広告を実施いたします。今年度は、地方誘客、訪日時期の分散化を図るため、地方部宿泊数2泊を必須条件に、訪日閑散期(7月~9月、12月~1月)に出発する商品を推奨条件として設定しており、一部の旅行会社や航空会社では、既にFacebookや販売サイトへの誘引広告を開始しています。
【2】7月 : 3,437,000人、7月として過去最高を更新
JNTOは、2025年8月20日に2025年7月の訪日外客数を発表しました。
・7月全体: 3,437,000人
・ベトナムからは、53,500人 2024年比:7.6%増
7月の訪日外客数は3,437,000人で、前年同月比では4.4%増となり、7月として過去最高であった2024年の3,292,602人を14万人以上上回り、同月過去最高を更新しました。東南アジアの一部市場では夏場は訪日需要が落ち着く時期となりますが、東アジアや欧米豪・中東を中心に多くの市場でスクールホリデーに合わせた訪日需要の高まりがみられたこと等により、東アジアでは中国、台湾、東南アジアではインドネシア、インド、欧米豪では米国、フランスを中心に訪日外客数が増加したことが今月の押し上げの要因となりました。
ベトナムからの訪日者数は、53,500 人(前年同月比7.6%増)でした。割安かつ査証取得が容易な中国等への旅行需要の高まり等の影響があるものの、ダナン~関西間の復便や、スクールホリデー等の影響もあり、訪日外客数は7月として過去最高を記録しました。
ベトナム市場 旅行業界ニュース
【1】ハノイ・ノイバイ空港の利用者数が急増
ハノイのノイバイ国際空港は、年初から利用客数が大幅に増加しており、特に需要の高いハノイ~ホーチミン市路線や国際線で顕著な伸びを記録しています。
今年上半期では、ノイバイ国際空港は延べ1,650万人の乗客が利用し、発着回数は10万回を超えています。また、第2ターミナルでは国際線旅客が700万人を突破し、年間旅客処理能力の1,000万人を上回る勢いとなっています。さらに、第2ターミナルの拡張工事は、運用を継続しながら段階的に進められており、2025年末の完成を予定しています。
【2】タンソンニャット空港からロンタイン空港へ国際線全面移管へ
ベトナム空港総公社(ACV)は、ホーチミン市のタンソンニャット国際空港で現在運航されているすべての国際線を、隣接するドンナイ省で建設中のロンタイン国際空港へ2026年半ばから移管する計画をしています。
【3】ベトナム、アジアで再訪したい国3位に選出
アゴダによる調査「Most Revisited Destinations(最も再訪される旅行先)」によると、ベトナムは海外旅行者の再訪率が高いアジア諸国ランキングで、日本、タイに次ぎ第3位にランクイン、またダナンが初めて、アジア都市ランキングのトップ10入りを果たしました。また、2025年上半期にベトナムで最も再訪された旅行先は、ダナン、ニャチャン、ホーチミン、ハノイ、フーコックでした。ベトナム以外での再訪率の高いアジアの旅行先としては、バンコク、東京、ソウル、バリ島、大阪、台北、クアラルンプール、ジョホールバル、香港等が選ばれています。
大手旅行会社が販売する訪日旅行商品 (一例)
旅行会社が販売する訪日商品例のご紹介です。 ベトナムは6月から9月上旬まで、長い夏休みに入っていますが、それに伴い、ゴールデンルートを中心とした家族向け商品が各社にて販売されています。また、北海道商品やチャーター便を利用した地方を訪問するツアーも展開されています。徐々に10月以降の紅葉商品を販売している旅行会社も出てきており、今年も本格的な紅葉商戦が始まります。
●Maitours
【ハノイ発】名古屋・奈良・大阪・京都・富士山・₋東京
5日間 31.900.000 VND~ (約191,400円)
●Ginatour
【ホーチミン発】東京・山梨・名古屋・京都・大阪
6日間 31,900,000 VND~(約191,400円)
他政府観光局等のプロモーション事例
【1】韓国観光公社、「K-POP LOVERS FESTIVAL」を開催
韓国観光公社(KTO)は、7月19日〜20日にハノイで、「K-POP LOVER FESTIVAL」を開催しました。若者同士の歌やダンスを通じた交流と併せて、観光PRも行われました。
【2】マレーシア観光局、「Malaysia Tourism, Arts & Culture Fest 2025」を開催
7月30日~8月1日、マレーシア政府観光局は「Malaysia Tourism, Arts & Culture Fest 2025」をホーチミンとハノイの2都市で開催し、マレーシアの文化、グルメ、観光PRが行われました。また、当イベントに合わせ「Visit Malaysia セミナー・商談会2025」も開催され、Visit Malaysia 2026キャンペーンの紹介、マレーシア観光プロモーション戦略の説明および旅行、ホテル、航空、医療、教育分野における両国企業の商談会が行われました。
【3】中国、河北省文化・観光交流イベントを開催
7月3日、越中国交樹立75周年を記念する「ベトナム・中国人文交流年」の一環として、「2025年河北省文化・観光交流イベント」がハノイで開催されました。イベント内で「ベトナム河北省文化・観光プロモーションセンター」の設立が発表され、両国間の人的交流と相互理解、友好関係の深化が期待されています。
Facebook&Instagram投稿事例
JNTOハノイ事務所が運営するソーシャルメディアにおける最近の人気投稿例
7月において「いいね」数を多く獲得したFacebookおよびInstagram投稿を紹介します。
大師山清大寺 越前大仏(福井県)
大小さまざまな仏像が並ぶお寺で、一際大きな巨大な大仏と五重塔はインパクトがあると同時に神聖さを感じさせる本投稿は高いエンゲージメントを獲得しました。 (オーガニックエンゲージメント:約12,500)
大船観音寺(神奈川県)
本投稿は、白くて大きな仏像とそれを見上げる人の赤い洋服、空の青と木々の緑の色合いのバランスが良く、仏像をさらに美しく際立たせています。(オーガニックエンゲージメント:約275)
角島大橋 (山口県)
本投稿は、ターコイズブルーの海にかかる長い橋を綺麗に捉えており、中央にいる赤い洋服を着た人物も良いアクセントになっています。 (オーガニックエンゲージメント:約243)
その他のトピックス
【1】ハノイ、2026年7月よりガソリンバイクの使用禁止政策を発表
大気汚染が深刻化し、交通渋滞が長期化するハノイ市の状況において、ベトナム政府は環境を改善し、近代的でグリーンな交通システムを構築するために、強力な政策を実施することが決定されました。その中で画期的な一歩として、首相の政令第20/CT₋TTgが発出され、ハノイ市において2026年7月1日から環状道路1号内でガソリン・ディーゼルバイクの使用が全面的に禁止されます。(出所:VietBiz)
【2】国家賃金審議会、最低賃金の平均7.2%引き上げ案を提出
ベトナム国家賃金審議会は、2026年1月より適用される地域別最低賃金を7.2%引き上げるよう、政府に提案を行いました。政府が承認すれば、地域ごとに上げ額は異なるものの、地域別最低賃金は現在より月額35万ドン~50万ドン(約15.5~22.2米ドル)引き上げられることとなります。
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