─[ご関係者各位]──────
JNTOハノイ事務所長の吉田です。
平素より大変お世話になり誠にありがとうございます。
「日越外交関係樹立50周年」という祝賀の年も早くも半分が経過しました。JNTOハノイ事務所は、2022年11月より大規模な訪日キャンペーンを開始し現在も継続していますが、日越50周年関連イベントはベトナム・日本の両国において更に活発に開催されています。本文にも記載した通り、世界経済の影響等によりベトナム経済の成長鈍化が一部では報じられていますが、本年9月には日越50周年を記念して秋篠宮ご夫妻がベトナムを公式訪問されるとの明るいニュースも出ています。私たちJNTOハノイ事務所は、このような様々な追い風を生かしつつ、まずは残りの半年を全力で訪日旅行推進に取り組んでまいります。引き続きよろしくお願い致します。
JNTOからの最新ニュース
【１】観光庁とJNTO、訪日マーケティング戦略を発表
観光庁と日本政府観光局（JNTO）は、本年3月に策定された「観光立国推進基本計画」で掲げられている持続可能な観光・消費額拡大・地方誘客促進の実現のため、2023年度から2025年度を対象とする「訪日マーケティング戦略」を策定・発表しました。JNTOは、政府目標達成に向けて、インバウンド関係者の皆様とも連携しながら、世界各地できめ細やかなプロモーションを展開してまいります。
尚、ベトナム市場については、下記を全体方針としております。
- 訪日旅行未経験者が８割弱を占めることから、新たな訪日旅行者の獲得を最重点分野とする。
- 海外旅行に行く20～40代及び経済力のある50代をターゲットとして、地方を含めた訪日旅行の魅力についてオンライン媒体などを活用した情報発信などを行い、旅行先としての日本の認知や興味関心の向上を目指す。
- 訪日旅行時に査証の取得が必要であり、旅行会社を通じた訪日旅行の予約割合が高いため、旅行博等を通して、現地旅行会社に対して地方を含む訪日旅行商品の造成・販売を働きかける。
- 高所得者層を中心に、少人数旅行や特定の目的のための旅行を求める傾向があることを踏まえ、FIT商品やオーダーメイド商品造成に役立つ情報を現地旅行会社に積極的に提供する。
【２】『ダナン市日越文化交流フェスティバル』にブース出展
JNTOハノイ事務所は、7月13日から16日に開催された「ダナン市日越文化交流フェスティバル2023」に訪日観光PRブース出展するとともに、当地の旅行会社様を対象とした「訪日観光PRセミナー」を開催しました。
本セミナーは、本フェスティバル連携イベント及び日越外交関係樹立50周年認定事業として開催し、ダナン外務局幹部や在ダナン日本国総領事館矢ヶ部総領事にご来賓いただくとともに、約40名の旅行会社様や10社以上の現地メディアが取材に訪れた盛況なイベントとなりました。
セミナーに参加した旅行会社様からは「ゴールデンルート以外の日本の観光魅力を再確認することができた」、「デイリー運行となったダナン‐成田線を活用した訪日旅行商品の造成に取り組んでいきたい」等、前向きな声が多く挙がりました。
イベントの様子はこちら（在ダナン日本国総領事館ウェブサイト））
【３】 2023年6月訪日外客数（推計値）
JNTOは、2023年7月19日に2023年6月の訪日外客数を発表いたしました。
- 6月全体；2,073,300人、200万人突破、上半期で1千万人超え
- ベトナムからは38,900人。今年初の3万人台も、2019年比では109.8％
6月の訪日外客数は、2019年同月比72.0％の2,073,300人で、新型コロナウイルス感染症の拡大により訪日外客数が大幅に減少した2020年2月以降、初めて200万人を突破しました。また、2023年1～6月までの累計は10,712,000人となり、1,000万人を超えました。
ベトナムからの訪日外客数は38,900人となり、2019年同月比109.8％となりました。また、 2023 年 1 月～6月の訪日ベトナム人数は 301,000 人となり、2019 年同期間との比較では18.9%の伸び率となりました。この数値は引き続き他のどの市場よりも高い伸び率となっております。
ベトナム市場 旅行業界ニュース
【１】ベトナムを訪れる外客数、年間目標を大幅達成見込み
2023年1月～6月の間にベトナムを訪れた外国人の数は約560万人となりました。この数値は政府が年度当初に設定した目標（800万人）に対して好調に推移していることから、年末までには1,200万人まで増やすことができるのではないかとの声もあがっています。
その背景の一つとして、ベトナム政府は、外国人訪問者の滞在期間長期化を可能とする新たな法改正を正式に承認し、8月15日から施行される予定となっています。
【２】ベトナム人旅行者、サステナブルツーリズムに高い関心（Booking.com調査）
世界的大手OTAのBooking.comが最近発表した調査結果「APAC Travel Confidence Index (TCI) 」によれば、ベトナム人旅行者は「Mindful Voyagers」というグループに分類されました。このグループに属する旅行者は、環境に対する責任感や地域社会を助けたいという願いが強く、計画的で思慮深い旅行アプローチを取るとされており、トナムにおけるサステナブルツーリズムへの意識の高まりが表れた結果となりました。
Saigon Tourist社が販売する海外旅行商品 （一例）
ベトナム国内で販売される訪日商品とその他の海外旅行商品を簡易的に比較いただくため、大手旅行会社Saigon Tourist社のホームページより現在販売されている商品を抜粋してみました。よろしければご参考ください。
●【チャーター便利用】和歌山・大阪・京都・奈良（6日間）,19,800,000VND (約116,000円）
●プーケット島（4日間）11,800,000VND（約69,000円）
●中国；北京・上海・杭州・蘇州（7日間）24,900,000VND (約146,000円）
●韓国（5日間）14,490,000VND （約86,000円）
●オーストラリア（6日間）60,900,000VND (約356,000円）
●ヨーロッパ（10日間）89,600,000VND (約594,000円）
他政府観光局のプロモーション事例
タイ国政府観光局「Amazing Thailand Festival 2023 」を開催
在ベトナムタイ大使館とタイ国政府観光局は、6月24日～25日に「Amazing Thailand Festival 2023」をハノイにおいて開催しました。本イベントでは、人気の観光地であるチェンマイとプーケット島を中心としたプロモーションが行われるとともに、航空会社や旅行会社等が提供するタイの文化体験や消費者参加型イベント等が開催され、会場は大いに盛り上がったようです（来場者数等は未発表）。
Facebook＆Instagram投稿事例
JNTOハノイ事務所が運営するソーシャルメディアにおける最近の人気投稿例
その他のトピックス
【１】第2四半期のGDP成長率、前年同期比4.14％、製造業が低迷
ベトナム統計総局は、2023年第2四半期（4～6月）の実質GDP成長率（推計値）を前年同期比4.14％と発表しました。この数値は、第1四半期（1～3月）の3.28％を上回りましたが、政府の通年のGDP成長率目標（6.5％）に対しては遠く、低調な状況が続きます。特に製造業の成長は1.18％と低迷し、底打ちが見えない状況ともされており、企業の事業停止や解散も増えている状況です（JETROベトナム「ビジネス短信」より）。
※JNTOハノイ事務所追記；世界経済の影響を受け、ベトナム国内の経済低迷を表す各種指標や報道は少なくなく、当地の旅行会社の一部からは「価格の安い東南アジア行きツアーしか売れない」、「顧客の買い控え（節約志向）が見られる」といった声も出ています。
【２】【JNTO】ベトナム航空と「日本とベトナムの観光促進」を目的とした協力覚書を締結
JNTO東京本部とベトナム航空は、2023年7月12日に日本とベトナムの観光促進を目的とした協力覚書を締結しました。JNTOは、ベトナム航空の持つネットワークを活用し、ベトナムからの訪日客のさらなる拡大を目指すとともに、日本とベトナム両国の観光交流の促進に向けて協力してまいります。
【３】【JNTO】役員の就退任について
当機構において、下記のとおり役員が就任及び退任しましたので、お知らせします。
- 2023年7月4日付 高橋 広治（たかはし こうじ） 理事長代理就任
- 2023年7月3日付 蔵持 京治（くらもち きょうじ） 理事長代理退任
Văn phòng Đại diện Cơ quan Xúc tiến Du lịch Nhật Bản tại Việt Nam
Địa chỉ: Phòng 4.09, tầng 4, tòa nhà CornerStone, 16 Phan Chu Trinh, Hoàn Kiếm, Hà Nội, Việt Nam
Điện thoại: +84-(0)24-3719-5950
E-mail: vietnam_jnto@jnto.go.jp
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