─[ご関係者様各位]─
みなさんこんにちは。
4月3日~5日にホーチミン市で開催された「ホーチミン市トラベルフェスティバル」を視察しました。
ホーチミン市の旅行博といえば、例年9月(今年は8月末)開催のITEがよく知られていますが、現地旅行会社によると、本フェスティバルも年々規模を拡大しています。9月23日公園という立地の良さに加え、4月末の連休や夏休み商戦を見据えた時期に開催される点も、一般消費者にとって魅力的とのことでした。
実際の会場は屋外ながら多くの来場者で賑わい、訪日旅行を扱う旅行会社も多数出展していました。会場販売に加え、店舗やオンラインでのプロモーションを連動させることで、多くの旅行会社が前年比で売上を伸ばしたようです。
海外旅行の人気方面は中国、日本、韓国が中心でしたが、中東情勢の影響による燃油供給問題から、航空便の減便や欠航が懸念されていました。
引き続き、現地の最新情報をお届けしていきますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
JNTOハノイ事務所
松本 二実
JNTOからの最新ニュース
【1】 2026年4月9~12日 ベトナム最大級の旅行博「Vietnam International Travel Mart(VITM)」に出展
JNTOハノイ事務所は、2026年4月9~12日にハノイ市内で開催されたベトナム最大級の旅行博「Vietnam International Travel Mart(VITM)」にビジット・ジャパンブース を出展しました。
観光パンフレットの配布に加え、クイズや浴衣体験、阿波踊りパフォーマンス、航空会社と連携したミニゲーム等のアクティビティを実施し訪日旅行の魅力を伝えたほか、4月28日より新規就航するハノイ-静岡線のPRも実施しました。
さらに、本イベントに出展するベトナム旅行会社と連携した訪日旅行商品販売促進の一環として、本イベント中の訪日旅行商品購入者に対しギブアウェイの提供を行いました。(VJブース来場者数:約13,500人 ※速報値)
【2】3月: 3,618,900人、3月として過去最⾼を更新
JNTOは、2026年4月15日に2026年3月の訪日外客数を発表しました。
・3月全体: 3,618,900人
・ベトナムからは、92,000人 (2025年同月比:43.5%増)
3月の訪日外客数は3,618,900人で、前年同月比では3.5%増となり、3月として過去最高を更新しました。また、昨年に続き2年連続で3月までの累計で1,000万人を突破しました。
例年3月下旬ごろから桜シーズンを迎えることに加え、4月のイースターに合わせたスクールホリデーによる訪日需要の高まり等もあり、東アジアでは、韓国、台湾、東南アジアでは、ベトナム、マレーシア、欧米豪では米国、英国を中心に訪日外客数が増加したことが今月の押し上げ要因となりました。
米国、ベトナム、英国など7市場で単月過去最高を更新したほか、台湾、韓国、マレーシアなど13市場で3月として過去最高を記録しました。
2026年3月に策定された第5次観光立国推進基本計画では、リピーター数を含めた旅行者数・旅行消費額・地方部延べ宿泊者数など政府目標が掲げられているところ、これらの実現に向けて、市場動向を綿密に分析しながら、戦略的な訪日旅行プロモーションに取り組んでいきます。
ベトナム市場 旅行業界ニュース
【1】2030年の外国人観光客5,000万人へ ベトナム政府が新目標を設定
文化スポーツ観光省は「2045年を視野に入れた2021~2030年期の観光開発計画」を発表しました。同発表では、2030年に4500万~5000万人の外国人観光客を受け入れるという新たな目標が設定されています。
計画によると、ベトナムは2030年までに外国人訪問者数を4500万~5000万人とし、年平均+16~19%の成長を目指し、国内旅行者数は約1億6000万人を見込んでいます。
観光業は国内総生産(GDP)の約14%を占めており、約1200万人の雇用(うち直接雇用400万人)を創出すると期待されています。宿泊施設は約250万室の規模に達する見込みです。
【2】運航変更で影響の乗客に支援を、ベトナム民間航空局
中東情勢の緊迫化が続く中、ベトナムでは多くの航空会社が運航頻度の削減や路線変更を進めています。ベトナム民間航空局(CAAV)は空港は、航空会社と連携し、運航スケジュールや路線調整の影響を受ける乗客を支援する計画の策定を求めました。
CAAVによると、ベトナム航空は4~6月に総便数の10~20%に当たる月700~1,700便を減便する予定で、ベトジェットは総便数の約18%を削減します。内訳は国際線が22%、国内線が11%の予定です。
大手旅行会社が販売する訪日旅行商品 (一例)
旅行会社が販売する訪日商品例のご紹介です。 3月の訪日旅行商品販売は、桜シーズンのため、ゴールデンルートに加え、青森、北海道、別府、広島など幅広いラインナップが展開されていました。 今年の桜シーズンは例年より早く完売した商品も多くありました。
●Du Lich Hoan My 【ホーチミン発】青森-函館‐登別₋札幌 6日間 58,500,000 VND~ (約339,000円)
●NhatbanAZ
【ハノイ発】東京–山梨・富士山–京都–大阪 6日間 39,900,000 VND~(約230,000円)
他政府観光局等のプロモーション事例
【1】タイ国政府観光庁、3月27~29日にハノイ タンロン遺跡で文化体験イベントを実施
タイ国政府観光庁(TAT)は2026年3月27日〜3月29日にハノイ タンロン城跡で入場料無料のタイ文化体験イベントを実施しました。イベントでは、本場タイ料理やスイーツの提供やコスメ、ファッション、工芸品のショッピングができる他、ムエタイや伝統芸能のパフォーマンスが催されました。
【2】中国・桂林、4月からベトナム人旅行者にビザ免除を実施
旅行会社によると、2026年4月から中国・桂林市は、これまでより簡素な手続きでベトナム人旅行者の受け入れを開始する予定です。具体的には、正規の旅行会社が企画するパッケージツアー(桂林までの直行便利用)に参加する2名以上の団体旅行者を対象にビザを免除し、最長144時間(6日間)の滞在が認められます。
桂林は「天下第一の山水」とも称される自然景観で知られる観光地であり、今回のビザ免除措置の発表によりベトナム人旅行者からの関心が高まっています。現在、多くの旅行会社が桂林ツアーを1人あたり約1,299万ドンから販売しています。
Facebook&Instagram投稿事例
JNTOハノイ事務所が運営するソーシャルメディアにおける最近の人気投稿例
3月において「いいね」を多く獲得したFacebookおよびInstagram投稿を紹介します。
東蕗田天満社(茨城県)
淡いピンクの桜がトンネルのように続き、その先に印象的な赤い鳥居が立っています。美しくバランスの良い構図と奥行きのある表現が目を引く本投稿は、高いエンゲージメントを獲得しました。
(オーガニックエンゲージメント:2,316)
●紫雲出山 (香川県)
満開の桜に包まれた、まるで夢のような春のワンシーンを美しく捉えた本写真は、柔らかなピンク色の桜と女性のふんわりとしたワンピースが見事に調和し、優しくロマンチックな雰囲気を演出しています。
(オーガニックエンゲージメント:159)
その他のトピックス
【1】トー・ラム書記長が国家主席を兼任、新首相にレ・ミン・フン氏
ベトナムの第16期第1回国会が4月6日に開会し、新たな国家主席、首相、国会議長の人事を承認しました。
共産党序列2位の国家主席については、党序列1位のトー・ラム書記長が兼任することが、7日付で決まりました。ラム氏は1957年、北部フンイエン省生まれで、2016年から公安相として汚職捜査の中心的役割を担い、2024年5~8月の3カ月間、国家主席を務めました。その後、グエン・フー・チョン前書記長の死去に伴い書記長に就任し、2026年1月の共産党全国代表者大会で再任が決まりました。
党序列3位の首相には、直近まで共産党中央組織委員長を務めていたレ・ミン・フン氏が7日付で選任されました。フン氏は1970年、中部ハティン省生まれ。1997年に日本の政策研究大学院大学(GRIPS)の前身である埼玉大学大学院政策科学研究科を修了し、2016年にはベトナム国家銀行(中央銀行)総裁にベトナム史上最年少となる46歳で就任しました。