─[ご関係者様各位]─
みなさん、こんにちは。
ベトナムの学校の夏休みは6月から8月までの約3か月と長く、この時期は家族で旅行に出かける人が多くなります。
旅行会社へのヒアリングや現地のニュースによると、今年の夏休みは国内旅行を選ぶ人が増えている一方、海外旅行では特にタイの人気が高いようです。
タイは昨年、カンボジアとの紛争の影響でベトナムからの訪問者が減っていましたが、最近の中東情勢もあり、安全でアクセスしやすい近場の旅行先を選ぶ傾向が強まっています。そのため、タイに加えてフィリピンやシンガポールなどの近隣国にも注目が集まっているようです。
日本も、中東や欧州方面の代替旅行先の一つとして選ばれており、ベトナム系航空会社の減便や機材縮小といった影響はあるものの、日本への関心は引き続き高い状況にあります。この流れをうまく捉えながら、今後の旅行需要の拡大につなげていきたいと思います。
JNTOハノイ事務所
松本 二実
JNTOからの最新ニュース
【1】 2026年5月22~24日、第22回ホイアン日本祭りにブース出展
JNTOハノイ事務所は、ダナン市文化・スポーツ・観光局および在ダナン日本国総領事館の共催により開催された「第22回ホイアン日本祭り」にブース出展いたしました(開催期間:2026年5月22日(金)から24日(日)、開催場所:ホイアン旧市街)。
JNTOブースでは、訪日旅行パンフレットの配布やJNTOハノイ事務所のFacebookおよびInstagramアカウントのフォロー促進施策、またアンケートによる市場調査を実施しました。
ホイアンはベトナム国内でも特に人気高い観光地の一つであることから、本イベントへの出展を通じて、地元住民のみならず、世界各国から訪れる観光客に対し訪日旅行をプロモーションする貴重な機会となりました。一方で、地元住民の多くは訪日未経験者であったものの、ブースで実施した書道や折り紙の体験に積極的に参加する等、日本文化に対する関心が高い層も多く、今後の訪日旅行検討に繋がる機会となったと考えられます。
【2】 JCBベトナムカンファレンスにて、高付加価値旅行をテーマに講演
2026年5月28日(木)にダナンで開催されたJCBベトナムカンファレンスにおいて、プレゼンテーションの機会をいただき、「日本における最新の旅行動向および高付加価値旅行」をテーマに所長の松本が登壇しました。また、会場内にはJNTOデスクを設置し、カンファレンス参加者に対する訪日旅行情報の提供ならびにアンケートを通じた市場調査を実施しました。
本カンファレンスは、JCBがベトナム国内の提携銀行および加盟店向けに2026年度の戦略を発表するもので、各企業の幹部層が多数参加しました。実施したアンケート(N=33)では、訪日経験者が約7割を占める結果となり、 訪日旅行の主要ターゲットとなり得る層に対し、高付加価値旅行の促進および地方誘客の拡大に資する情報を発信する貴重な機会となりました。
【3】ベトナム南部エリア最大級の旅行博「THE 20th INTERNATIONAL TRAVEL EXPO HO CHI MINH CITY」 VJ ブース共同出展者の募集について(申込締切:6/19)
JNTO ハノイ事務所では、2026 年度のビジット・ジャパン(VJ)事業の一環として、2026年8月27日(木)~29日(土)に ベトナム・ホーチミンで開催される 「THE 20th INTERNATIONAL TRAVEL EXPO HO CHI MINH CITY- ITE HCMC 2026(以下、ITE HCMC 2026)」へVJブース を出展するとともに、VJブース共同出展者の募集をいたします。
本イベントは、ベトナム南部エリア最大級の旅行博で、BtoBとBtoCの双方に効率的にアプローチできることが最大の特徴です。ベトナムで最大の訪日旅行市場を有するホーチミンで開催される唯一の国際旅行博です。出展をご希望の方は、指定の出展申込書へご記入の上、1 9日(金)までに下記事務局連絡先までお申込みください。締切間近になりますので、お早目にどうぞ。
【4】5月:前年同月⽐3.6%減の356万人
JNTOは、2026年6月17日に2026年5月の訪日外客数を発表しました。
・5月全体: 3,559,900人
・ベトナムからは、58,000人 (2025年同月比:2.1%減)
5月の訪⽇外客数は3,559,900人で、前年同月比3.6%減となったものの、韓国、台湾、米国、マレーシアなど19市場で5月として過去最高を記録し、そのうち中東地域、インドでは単月過去最高を記録しました。
5月は桜シーズンと夏休みシーズンの間にあり、多くの市場で訪⽇需要が落ち着く時期であるなか、⼀部市場で航空便の減便による影響が⾒られたものの、祝⽇やスクールホリデーに合わせた訪⽇需要の高まりも⾒られ、東アジアでは韓国、台湾、東南アジアではマレーシア、シンガポール、欧米豪では米国、ドイツなどで訪⽇外客数が増加しました。
ベトナムは、58,000 人(前年同月比2.1%減)でした。2026年4月のハノイ~静岡間の新規就航の影響等があるものの、航空便の減便や、訪中旅行の継続的な人気の影響等もあり、訪日外客数は前年同月を下回りました。
ベトナム市場 旅行業界ニュース
【1】ハノイのノイバイ空港、外国人入国の事前申告登録制度を開始
公安省出入国管理局によると、ハノイ市のノイバイ空港で、外国人の入国時における事前申告登録制度の試験運用が今週から開始されました。
同制度の登録は義務ではないものの、入国前に個人情報などを申告しておくことで入国審査の効率化と迅速化が図られるとして、利用が推奨されています。専用サイトでは入国の3日前から事前申告を行うことができ、日本語を含む複数言語での案内が用意されています。
登録完了後に送付されるQRコードについて、携帯電話などでスクリーンショットを撮っておくか印刷物を用意し、入国審査窓口で提示することにより、手続きを行うことができます。
なお、登録において料金の支払いやクレジットカード情報の入力を求められることはないため、在ベトナム大使館は偽サイトや高額な手数料を請求する代行サイトなどに注意するよう呼び掛けています。
【2】ベトナム航空のダナン~日本線予約好調
ベトナム航空(Vietnam Airlines)は、7月1日から増便されるダナン~日本(成田/大阪)線について、予約数は前年同期比で成田線が+33%増、大阪線が+16%増と大きく伸びていることを発表しました。
近年、日本人旅行者の間では、為替や物価上昇の影響を背景に、コストパフォーマンスに優れた中距離海外旅行へのニーズが高まっており、ビーチリゾートと世界遺産を併せ持つダナンへの関心が一層高まっています。
こうした好調な需要を受け、同社は今後の冬スケジュールにおいても当該路線の増便を継続する方向で検討を進めており、日本-ベトナム間の往来は引き続き堅調に推移する見通しです。
大手旅行会社が販売する訪日旅行商品 (一例)
旅行会社が販売する訪日商品の一例として、5月に販売された商品をご紹介します。4月に新規就航したハノイ-静岡線を活用した比較的安価な商品が人気を集めており、大涌谷やディズニーランド等の観光地と組み合わせたツアーが販売されています。また、北海道についてもラベンダーが見頃を迎える時期に向けて需要が高まりを見せています。
●Hanoi Sky Tours 【ハノイ発】静岡・富士・大涌谷・東京 5日間 23,900,000 VND~ (約138,000円)
●Vietwings travel【ハノイ発】登別・札幌・小樽 6日間 38,900,000 VND~(約225,000円)
他政府観光局等のプロモーション事例
【1】韓国、ダナン市において観光促進を強化
韓国観光公社(KTO)は、5月20日にダナン市において「Korea Travel Roadshow 2026」をテーマとした商談会を開催しました。
このイベントには韓国の地方自治体の22団体、韓国の旅行会社11社が参加し、観光地や商品の多様性や地方都市の支援などが紹介された他、ラグジュアリークルーズやTHE NANTAといった有名な芸術ショーなど韓国で人気の観光とエンターテインメントのコンテンツも紹介されました。
Facebook&Instagram投稿事例
JNTOハノイ事務所が運営するソーシャルメディアにおける最近の人気投稿例
5月において「いいね」を多く獲得したFacebookおよびInstagram投稿を紹介します。
今月は季節感のある花(紫陽花)や観音菩薩の投稿が高いエンゲージメントを獲得しました。
● 運祥寺 (秋田県) エンゲージメント数:17,240
● 仙台大観音 (宮城県) エンゲージメント数:4,868
その他のトピックス
【1】2026年5月消費者物価指数5.6%の上昇。電気や水道、交通が押し上げ
財政省傘下統計局(NSO)の発表によると、2026年5月の全国消費者物価指数(CPI)は前月比+0.29%上昇、前年同月比では+5.6%上昇しました。
前年同月比の上昇率は、2020年1月以来の高水準を記録しました。1~5月期の上昇率は前年同期比+4.31%となり、政府の通年抑制目標である4.5%に迫っています。
5月のCPIが前月比で上昇した主な要因は、猛暑による生活用電力・水道の需要増に加え、世界的な価格動向を受けたガソリン価格の上昇、および家賃の値上がりにあります。