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「日本人向けニュースレター」2026年9月号 訪日観光ニュースレター

─[ご関係者様各位]─
 みなさん、こんにちは。

 9月3日、4日の東京で開催されたインバウンドフォーラムでは、多くの皆様にベトナム市場の講演をお聞きいただき、また個別相談会にもご参加いただきました。お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。

 会期中は、ベトナム市場への効果的なアプローチ方法をはじめ、査証料金の値上げによる影響や今後の市場見通しなど、多くのご相談をいただきました。皆様のベトナムへの関心の高さをうれしく感じると同時に、今後ますます具体的かつ実践的な市場情報をお届けする必要性を感じました。

 フォーラムに続いて、島根県松江市で開催されたマーケット研究会でもベトナム市場についてお話しさせていただきました。また、山陰インバウンド機構の皆様にアレンジいただき、久しぶりに島根県、鳥取県の観光地を視察する機会にも恵まれました。

 普段ベトナムにいると、地方自治体や地域の皆様が実際にどのような観光地、コンテンツを海外市場に向けて推進されているのかを、自分の目で確かめる機会はなかなかありません。今回実際に現地を訪れたことで、ベトナム人旅行者の嗜好や市場特性と照らし合わせながら、日頃の分析を答え合わせすることができ、現地で感じることの大切さを、改めて実感した出張となりました。

今後も、皆様の日々の取り組みのヒントとなるような情報をお届けしたいと思います。

JNTOハノイ事務所

松本 二実

 

JNTOからの最新ニュース

【1】一般消費者向け地方誘客プロモーションを実施中 

ベトナム市場では、旅行会社が地方向けの商品を造成しても、一般消費者の地方に対する認知度が十分でないことから、実際の購入や送客につながりにくいという課題があります。こうした課題にアプローチするため、JNTOハノイ事務所では今年度、一般消費者を対象とした地方誘客プロモーションを実施しております。具体的には、北海道(ゴールデンルートに次いで人気のエリア)および中部・中国・九州地方(ベトナムからの直行便が就航しているエリア)を主な訴求地域とし、以下の3つの取り組みを実施いたします。


① JNTOベトナム市場向け公式ウェブサイトを活用したキャンペーン
 本キャンペーンは全2弾で実施し、第1弾(8月4日~9月27日)は中部・九州地方、第2弾(11月~12月予定)は北海道・中国地方を対象としています。参加者には、キャンペーンページに掲載された4エリアを紹介する各記事を読んだうえで、記事に関連するクイズやFacebook投稿に挑戦していただきます。当選者はクイズの回答結果やFacebookへの投稿内容をもとに選定し、1位の方には日本行き往復航空券を進呈します。


② 屋外広告
 ハノイおよびホーチミンの空港、オフィスビル、商業施設において、上記4地域の魅力を訴求する動画広告を展開しています。


③ Travelokaと連携した記事広告・キャンペーン
 本取組みについては、来月のニュースレターにて概要をご報告させていただく予定です。

JNTOウェブサイト内キャンペーンページはこちら

 

【2】 「ITE HCMC 2026」で共同出展者6社とVJブースを出展

    JNTOハノイ事務所は、ホーチミンで開催された旅行博「ITE HCMC(International Travel Expo Ho Chi Minh) 2026」(開催期間:2026年8月27日(木)~29日(土))において、VJ(Visit Japan)ブースを出展しました。

 ITE HCMCにおいては、毎年日本からの共同出展者を募集しており、今年は「公益財団法人東京観光財団」「香川県観光協会」「一般財団法人自治体国際化協会シンガポール事務所」「株式会社おしん」「三好株式会社」「ANAホールディングス株式会社」の計6社に共同出展いただき、VJブース内にて、ベトナムの旅行会社や一般消費者に対し、セールス活動や市場調査、情報提供を行っていただきました。

 JNTOも、日本各地の観光パンフレットの配布に加え、クイズやヒートマップを活用し訪日旅行情報提供、アンケート調査を実施しました。また、浴衣体験や餅つき体験などのアクティビティによりVJブースを盛り上げました。(VJブース来場者数:約7,860名、ITE HCMC全体来場者数:約47,960名 ※速報値) 

ITE HCMCに関する詳細情報はこちら

 

【3】カントー・ハイフォンにて、旅行会社向けインセンティブ旅行促進セミナーを開催 

    JNTOハノイ事務所は、南部カントー市(9月14日)と北部ハイフォン市(9月16日)において、インセンティブ旅行需要の開拓と現地旅行会社とのネットワーク強化を目的とした「インセンティブ旅行促進セミナー」を開催しました。両都市は近年の経済成長や企業進出を背景に、海外旅行需要、特に企業視察等を含むインセンティブ旅行需要の拡大が期待される市場であり、ハノイ、ダナン、ホーチミンを中心に旅行会社向けプロモーションを実施してきた弊所にとって、カントー、ハイフォンでのセミナー開催は初の試みとなりました。当日は両都市併せて40社以上の旅行会社が参加し、日本のインセンティブ旅行の魅力やJNTO/自治体等による支援施策を紹介するとともに、現地旅行会社との交流を深め、今後の送客拡大につながる有意義な機会となりました。

【4】8月:前年同月⽐9.6%減の310万人 

  JNTOは、2026年9月16日に2026年8月の訪日外客数を発表しました。
  ・8月全体: 3,098,900人 

  ・ベトナムからは、56,600人 (2025年同月比:7.5%減)

 8月の訪⽇外客数は3,098,900人で、前年同月比9.6%減となったものの、韓国、マレーシア、メキシコなど14市場で8月として過去最高を記録しました。そのうちイタリア、スペインで単月過去最高を記録しています。 

 前月に引き続き東アジアや欧米豪・中東を中心に夏季休暇や祝⽇に合わせた訪⽇需要の高まりが⾒られ、多くの市場で訪⽇外客数が増加した一方、東南アジアを中心に訪⽇需要が落ち着く時期であるほか、航空便の減便や台風による欠航等もあり、一部市場で訪⽇外客数は前年同月を下回りました。 

 ベトナムは、56,600人(前年同月比7.5%減)でした。スクールホリデーや8月末の連休、ハノイ~静岡間の新規就航(2026年4月)の影響等はあるものの、訪中旅行の継続的な人気の影響等もあり、訪日外客数は前年同月を下回りました。 

報道発表資料はこちら

 

ベトナム市場 旅行業界ニュース

【1】中国、ベトナムを240時間トランジットビザ免除対象に追加

    中国国家移民管理局は8月20日、ベトナムを240時間(10日間)のトランジットビザ免除制度の対象に追加しました。さらに、ベトナムは、海南省の30日間ビザ免除措置も適用対象となりました。中国は近年、入国規制の緩和を進めており、ベトナム人のさらなる中国旅行需要拡大が予想されます。

 

【2】Agoda、ベトナム人旅行者の国慶節連休における人気検索旅行先を発表 

    Agodaは、2026年国慶節に伴う5連休(8月29日~9月2日)に向けたベトナム人旅行者の検索動向を発表しました。国内旅行先ではダナンが首位となり、ニャチャン、ダラットが続きました。上位10位のうち6か所を海辺や島の観光地が占めており、ビーチリゾートの人気の高さがうかがえます。一方、ホーチミン市やハノイ、フエなどの都市観光の需要も依然として高いようです。海外旅行先では、バンコクが最も検索された目的地となり、シンガポール、クアラルンプール、ソウル、東京などアジア主要都市が上位にランクインしました。上位10位のうち9都市を都市型観光地が占める一方、バリ島が唯一のリゾート地として人気を集めました。

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【3】 国慶節5連休の観光客数が前年比18%増、650万人を記録 

   2026年の国慶節(9月2日)に伴う5連休(8月29日~9月2日)期間において、ベトナム国内の観光客数は前年同期比18.1%増の約650万人となり、国内旅行需要の堅調な伸びが確認されました。ベトナム国家観光局(VNAT)によると、ホーチミン市は171万人の観光客を集め全国最多となり、観光収入は約4兆9,000億ドンに達しました。ハノイ市も90万4,000人超を記録したほか、ダナン市は85万人、ニンビン省は77万7,000人を迎えるなど主要観光地で好調な実績でした。背景には、地方政府や観光事業者による早期の受入れ準備や各種イベントの実施、良好な天候に加え、短距離旅行や自然・食・文化体験を重視する国内旅行需要の高まりがあることが伺えます。ベトナム国家観光局は、連休日程の早期公表により旅行計画が立てやすくなったことも観光客増加の要因と分析しています。

 

【4】 ベトナム航空、A350-900型機5機の追加導入に向け、エアバスと覚書締結 

    トー・ラム書記長によるフランス公式訪問に合わせ、 ベトナム航空は2026年9月、エアバスとA350-900型機5機の導入に関する覚書(MoU)を締結しました。機材の引き渡しは2033~2034年を予定しており、2030年以降の長距離路線拡大および国際線需要の増加に対応するための機材増強計画の一環として位置付けられています。

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大手旅行会社が販売する訪日旅行商品 (一例)

旅行会社が販売する訪日商品の一例です。

ベトナム市場では、引き続き、秋の紅葉シーズンを見据えた訪日旅行商品の販売が継続されており、紅葉の名所を含む商品のほか、コスモス鑑賞を含む商品も販売されています。

●Trieu Hao Tourist【ハノイ発】大阪-奈良-京都-富士山-東京 5日間 39,990,000 VND~ (約240,000円)

 

●Transviet  【ホーチミン発】

➀大阪-岐阜-高山-長野-山梨-富士山-東京

➁東京-ディズニーランド-果物狩り/コスモス鑑賞-富士山-清水寺-大阪

③東京-富士山-高山-白川郷-岐阜-大阪-金閣寺

5日間  31,490,000 VND~ (約190,000円)

 

他政府観光局等のプロモーション事例

【1】タイ国政府観光局、Facebookでのプレゼントキャンペーンを実施

   タイ国政府観光庁は、2026年8月21日から31日まで、FacebookとGoogleフォームを活用した「La Bàn Tình Yêu(愛のコンパス)」キャンペーンを実施しました。参加者は、バンコク、チェンマイ、クラビに関する記事を読んでヒントを集めたうえで、自身に合う「愛のスタイル」を選択し、Facebookへのコメント投稿とGoogleフォームへの回答を行うもので、正解者の中から抽選で、旅行グッズがプレゼントされました。

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Facebook&Instagram投稿事例

JNTOハノイ事務所が運営するソーシャルメディアにおける最近の人気投稿例

8月において「いいね」を多く獲得したFacebookおよびInstagram投稿を紹介します。  今月は、Facebook・Instagramともに動画投稿が高いエンゲージメントを獲得しています。 日本ならではの伝統行事である東大寺の「大仏さまお身拭い」や、夏の自然景観が美しい大王わさび農場が特に高い人気を集めました。

 

●東大寺(奈良県) エンゲージメント数:51,972

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● 大王わさび農場(長野県) エンゲージメント数:15,860

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その他のトピックス

【1】 日越共同制作ミュージカル「アニオー姫」が神奈川で開幕

   日越共同制作によるミュージカル『アニオー姫 ~Hẹn gặp lại(再び)~』が、2026年9月12日にKAAT神奈川芸術劇場(横浜市)で開幕し、9月27日まで上演されます。17世紀に実在した長崎の商人・荒木宗太郎とベトナムの王女ゴックホア姫(アニオー姫)の物語を題材としており、日本とベトナムの歴史的な交流と友好を描く本作品は、2023年の日越外交関係樹立50周年を記念して制作されたオペラをもとにミュージカル化されたもので、日本とベトナムの出演者・クリエイターが参加する国際共同プロジェクトとして注目を集めています。

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